こんにちは。山下です。
みなさんは家づくりを始めるときにまず何をしますか?
土地探し?
資金計画?
資料請求?
住宅メーカー探し?
きっと住宅展示場へ足を運ぶ方も多いと思います。
そんな中、こう思う方も多いのではないでしょうか。
「住宅メーカーがしている完成見学会って行った方がいいの?」
よく、住宅メーカーが完成見学会を行っていますよね。
でも住宅展示場に行って、住宅メーカーの家が大体どんなものか分かったから行かなくていいんじゃないの?と思うと思います。今日はそんな疑問を解決したいと思います。
■住宅展示場と完成見学会って何が違うの?
まず、完成見学会へ足を運ぶ理由って何でしょうか。
完成見学会へ行く目的、住宅展示場との違いとは
それはリアル感が分かる事です。
住宅展示場にあるモデルハウスは各住宅メーカーのPR(宣伝)の場です。
それぞれの企業がお勧めしたい設備・仕様・デザイン(収納スペースやキッチン等)を盛り込んでいる上に、実際よりも広く作られている場合が多いです。
こんな家に住めたら楽しいだろうなぁというモデルです。
それに対して完成見学会は、その住宅メーカーのオーナー様(施主)が建てた家です。
実際に住む家となるので、広さや仕様、間取り等がとても実用的です。よって自分がこれから建てる家のイメージがぐっと湧きます。
■完成見学会で確認出来る5つのこと
では住宅展示場では分からない、“完成見学会だから分かること”って何でしょうか。
1. 広さ
パンフレットで見る○○坪・○○帖の広さって実際どのくらいの大きさなのか、図面だけでは分からない間取りの感覚も知る事が出来ます。
2. 仕様
完成見学会の住宅の仕様が、標準かオプションかチェックする事も大切です。住宅メーカーでは、キッチンや浴槽等に標準仕様というものがあります。
オーナー様の中には、標準仕様でなく、オプションの仕様を採用している方もいらっしゃいます。標準仕様で満足できるのか、オプションを追加するとどう変わるのか分かります。
3. 価格
実際に建てた家だからこそ、“この予算の中でどこまでの坪数・設備・仕様のものが作れるのか”という一つの目安にする事が可能です。
※ただ、住宅メーカーによっては価格を非公開にしている場合もあります。その際には大体の目安を確認してみましょう。
4. 室温
家の中の各部屋や廊下の体感温度を知る事が出来ます。室温は身体の健康状態を大きく左右する重要な項目です。空調・断熱・気密・サッシ等の性能が室温に影響します。
完成見学会では室温を始め、先述の性能を実感する事が出来ます。また、高気密高断熱の住宅は、外気を遮断する性能が高いので省エネに繋がります。
※“高気密高断熱”についてはこちら
5.住宅メーカーを信頼できるかどうか
実際に建った家を見る事で、住宅展示場と施工技術に差がないかを確認する事が出来
ます。また、完成見学会では営業マンが案内をしてくれる事が多いので、営業マンの対
応も見る事も出来ます。この2点を確認することでこの住宅メーカーに頼んでいいの
かの指標とする事が出来ます。
また、他にも完成見学会ではモデルハウスで採用されていない仕様を見ることが出来たりします。完成見学会によってはオーナー様が立ち会われたりすることもあります。そういう時には直に家づくりのこだわりを聞いたり、友人には聞けない話を聞けたりという貴重なチャンスです。是非、完成見学会も活用して後悔しない家づくりにしたいですね。
家づくりサポーター 山下