こんにちは。山下です。
家づくりは一生に何度もある事ではないので慎重になりますよね。
どんな建物にするのか、間取りはどうするのか、
これはとても大事ですが、住む場所の【土地探し】もとても大事です。
毎日、家に帰るので
もちろん快適な生活が送れる環境がいいですよね?
土地を探す時はほとんどの方がその土地を実際に見て、
周りの環境を確認すると思います。
そんな風に確認しても、いざ住んでみると
「買う時は良いと思ったのに…」
「住んでみると過ごしにくかった。」
と“こんなはずじゃなかったのに”とギャップを感じたという話は意外に多いそうです。
土地探しにはちょっとしたコツがあります。
そのコツを実行しないとこんな風に後悔する事に。
今日は住んでから“こんなはずじゃなかった…”
と後悔しないための『土地探しの3つのポイント』をご紹介したいと思います。
(1)今の環境だけでなく将来も予想して地図をチェックする
まずは地図をチェックする事です。
【ゼンリン住宅地図】です。
これは、専門スタッフの現地調査により、日本全国の地域・住宅情報が反映された地図
で、土地を紹介してもらう業者にお願いすると見せてもらえます。
この地図を使って、周りにどんな建物があるか確認する事が必要です。
周りの建物の影響により、生活の快適さが左右されるからです。
次の2つを確認してみましょう。
今後高層ビルやマンションが建ちそうな場所はないか
⇒検討中の土地の南側に高い建物がなかったとします。
日当たりが良い点が気に入って購入。しかし、その土地に家を建てた後に、その南側に高い建物が建ってしまったらどうでしょう?日当たりが悪くなってしまいます。土地の気に入っているところがなくなってしまいます。
音や臭いが出る施設はないか
⇒音や臭いが出る施設があればさらに、騒音や悪臭に繋がる可能性がないか確認が必要です。どんな施設で何の音や臭いが発生しているか確認してみましょう。
(2)現地を1回見ただけで決めない
実際に近隣を歩くと下記の3つを確認出来ます。
移動時間
治安
地面の状況
最初の印象ってどうしても強いので、1回土地を見ただけで決めてしまいがち。
でもそれはちょっとキケンです。
土地を決める際には、朝・夜・雨の日など条件を変えて数回周辺を歩いてみるのがおすすめです。
行うのがおすすめです。
移動時間
土地の情報資料を見ると“駅まで徒歩●分”等と記載があると思います。
これは実際に歩いた結果ではなく、距離から算出したもので徒歩の場合は1分80mで計算されています。しかし、実際には朝の通勤時・昼時・夕方の退勤時・夜と道の混み具合は変わってくるため、必ずしも記載の所要時間で行けるわけではありません。
資料では駅まで徒歩●分とあったのに実際に生活を始めると、朝の通勤時に大通りの信号待ちが長くてプラス5分掛かってしまった!等と言う後悔も多いです。
ですので、予めしっかり自分の体で確かめましょう。
その際には朝と昼、夜等と数回に分けて確認する事をお勧めします。
治安
朝や昼には問題なかったのに、夜歩くと“人通りや街灯が少なく不安になる”
と言うケースも多いです。
よって、明るい時間と暗い時間の両方を確認すると良いです。
地面の状況
雨の日には道が泥まみれになったり、狭い道だと車の水はねがある、
と言うように天気でも近隣の状況は変化します。
もし、可能であれば晴れの日・雨の日等と分けて確認すると良いです。
(3)過去の環境状況の確認
土地の近くに川があったり、低地である場合はその土地の過去についても確認しましょう。
過去に浸水や液状化があれば、その土地で家を建てる時に対策を行う必要があるからです。
浸水対策としては、土を運んで高さを上げる『盛り土』や
基礎の高さを高くする『高基礎』が挙げられます。
液状化対策としては『地盤改良』が必要です。
このような対策を行えば安全性は高くなりますが、その分費用が発生します。
金額面も考慮して確認、検討しましょう。
各市町村役場では、過去の“浸水履歴”を確認する事が出来ます。
Webサイトの『地盤サポートマップ』では、“地質”や“地震時の揺れやすさ”、“液状化の可能性”、“浸水の可能性”等の目安を知る事が出来ます。
地盤サポートマップ
いかがでしょうか。
家を建てる時に土地ってとっても大事ですよね。
買った後に後悔しないように検討段階で色々と確認する事があります。
これを参考にして理想の土地を見つけて下さいね。
家づくりサポーター 山下