こんにちは。山下です。
家づくりを行う中で、各住宅メーカーが建てた家を
実際に自分の目で見る事はとても大事です。
その方法には【住宅展示場】や【見学会】があります。
住宅展示場は各住宅メーカーが家づくりをしているお客様へ見てもらう為に作った
住宅のモデルハウスです。
特徴は各住宅メーカーのおすすめの仕様が盛り込まれている場合が多い事。住宅展示場も1社毎に運営している単独展示場と、多くの住宅メーカーが入った総合展示場の2種に分かれます。
見学会は、実際にその住宅メーカーで住宅を建てたオーナー様の住宅を一般向けに開放したものです。実際に住む家なので、間取りや広さが現実的なのが特徴です。
実は、見学会には【完成見学会】と【構造見学会】の2種類があります。
一般的には完成見学会を行う住宅メーカーが多いです。
しかし、構造見学会も住宅メーカー選定にとても役に立ちます。
今日はそんな構造見学会についてご紹介したいと思います。
■【完成見学会】と【構造見学会】の違いとは?
完成見学会とはその名の通り、完成した住宅を見学出来る見学会です。
間取りや標準仕様・オプションをチェック出来ます。
構造見学会は、建築中の住宅を実際に見る事の出来る見学会の事です。
完成した状態でなく、建築の途中でしか分からない事をチェックする事が出来ます。
■構造見学会のチェックポイントとは?
それでは、完成見学会では分からない、構造見学会でしかチェック出来ない事とは何でしょうか?次の4つのポイントを押さえておく事をお勧めします。
ただ、見てみてもこれが正常な範囲なのかどうか分からない項目も多いと思います。
そんな時には住宅メーカーの営業へ直接質問してみて下さい。
ポイント①基礎部分
基礎の部分は住宅が完成してしまうと隠れてしまい、
どのように施工されたのか分かりません。
ですので、構造見学会の際には基礎の部分をしっかりチェックしましょう。
チェックするのは下記の部分です。
基礎の種類…ベタ基礎と布基礎の2種類があり、どちらの基礎が採用されているか
配筋の多さや配置方法
コンクリート部分の厚さや高さ
ポイント②柱や梁
耐震・耐久性に大きく関わるので柱や梁もしっかりチェックする必要があります。
チェックするのは下記の部分です。
柱や梁の太さ
柱や梁の繋ぎ部分の金具がしっかりと付けてあるか
補強材の配置方法
ポイント③断熱材
断熱性は住宅の快適さに関わってきます。
また、断熱性はエアコン等の光熱費にも繋がる為しっかりとチェックする事をお勧めします。
チェックするのは下記の部分です。
どんな断熱材か
断熱材が隙間なく施工されているか
防火性がある素材であるか
ポイント④職人・現場スタッフ
信頼できる住宅メーカーかどうか判断する為に職人や現場スタッフの様子も見てみると良いです。オーナー様の家を丁寧に施工しているのかはとても大事なポイントとなります。チェックするのは下記の部分です。
道具やゴミが散乱していないか
ブルーシートの覆い方・扱い方
いかがでしょうか。
構造見学会について分かって頂けましたか?
構造見学会は完成見学会に比べ、開催している住宅メーカーや
回数も少ないですが、参加するチャンスがあれば積極的に参加してみて下さいね。
家づくりサポーター 山下