こんにちは。山下です。
ここ数ヶ月で世の中の動きも変わりましたね。
在宅勤務になったり、家にいる時間が長くなったという方が多くいらっしゃると思います。こんな状況で多くの方が生活の中で課題に感じている事は何だと思いますか?
それは「電気代が高くなる」という事です。
次のような調査がありました。
「在宅勤務で気になった住環境の課題に関する調査」
Q. 在宅勤務を始めてから月の電気代は高くなったか
この問いに対し約6割(57.5%)の方が「電気代が高くなった」と回答しています。
・2020年4月27日~4月30日実施
・インターネット回答
・20代から60代までの社会人1413名
※パナソニック(株)による調査
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、これから働き方も見直され、在宅勤務の機会も増える可能性が高いです。
しかし、だからと言って電気代をはじめとする光熱費が高くなると困りますよね?
(これからまとめて光熱費と呼びます)
光熱費はエアコンの性能や家の広さに左右されると思っている方が多いと思います。
実はそれだけでなく、“家の中のある部分”にも左右されるんです。
その“家の中のある部分”の性能が優れた家を建てると光熱費を抑えられるので、これから家を建てる方は是非知っておく事をおすすめします。
もし、それを考慮せずに家を建ててしまうと他の人よりも高い光熱費をずっと払わないといけなくなるかもしれません。
光熱費を左右する家の中のある部分の1つが【断熱材】です。
断熱材の断熱性能が優れている家である程、光熱費を抑える事が出来ます。
今日は【断熱材】に着目して、光熱費との関係についてご説明します。
■なぜ断熱性能が優れていると光熱費を抑えられる?
断熱性能が優れている家は、≪室外の空気や熱が室内へ侵入≫・≪室内の空気や熱が室外へ流出≫する事を防ぎます。このように、空気や熱の室内外の移動が少ないと室内の温度が安定します。室内の温度が安定する事で冷暖房設備の稼働率が低くなり、光熱費を抑える事が可能なんです。
■家の断熱性能を高める断熱材にはどんなものがあるの?
光熱費は断熱性能に左右されるので、是非、断熱性能が高い住宅メーカーで家を建てたいと思います。では、住宅メーカーに足を運ぶ際には次のような事を知っておきましょう。
まず、断熱材の種類です。これは大きく分けて3つ。
≪繊維系の断熱材≫と≪発泡タイプの断熱材≫、そして≪天然素材系の断熱材≫です。
この中で、よく使われるのは≪繊維系の断熱材≫と≪発泡タイプの断熱材≫です。
この2つについて比較してみましょう。
繊維系の断熱材は、建築現場でカットして壁など必要箇所に埋め込んでいきます。しかし、これは職人の技術によって左右され、どうしてもカットした断熱材に隙間が出来てしまうんです。時間が経つとその断熱材の隙間に結露ができ、その結露による湿気を断熱材が吸い込んでしまいます。繊維系の断熱材は水分を吸収すると、その重さで断熱材が縮み、さらに隙間が大きくなって空気や熱が行き来してしまうので、建築時であれば断熱性は高いですが徐々に断熱性が落ちてしまうんです。
発泡タイプの断熱材は、建築現場で直接壁など必要箇所に吹き付けます。
吹き付けると断熱材が発砲するので、隙間を作らずに断熱材の施工が出来ます。
隙間がほとんどないため、隙間に結露が出来て湿気を吸い込む可能性が低く、断熱材が縮む事もありません。よって、高い断熱性能を持続させることができます。
よって、持続性を考えると発砲タイプの断熱性の方が優れていると言えます。
また、断熱材に加え、ペアガラスなどの≪断熱性の高い窓≫や、高い断熱性能を持った≪玄関ドア≫を採用する事で断熱性能を高める事が可能です。
断熱材だけでなく、合わせてこのよう事も知っておくと良いですね。
いかがでしょうか。
家の【断熱材】の断熱性能によって光熱費を抑える事ができるので家づくりで取り入れる事をおすすめします。是非、住宅メーカーで断熱性能を確認して、断熱性能が優れている家を実現できる住宅メーカーを選びたいですね。
家づくりサポーター 山下