こんにちは。山下です。
家づくりの先輩たちが新居に住み、3人に1人が不満だと感じている部分はどこだと思いますか?
それは「収納スペース」です。
アンケート調査で自宅に不満があるスペックを聞いてみたところ、3人に1人(29.3%)が「収納スペース」に不満を感じていると回答したそうです。
自宅に取り入れておけば良かった間取りは、1位が「ウォークインクローゼット」(13.9%)、2位が「室内干しスペース」(13.3%)、3位が「納戸スペース」(10.3%)、4位が「シューズインクローゼット」(8.1%)と、収納が多くを占めていました。
※(株)リクルート住まいカンパニー/ 2019年7月11日~7月16日/インターネット/住まいが持ち家マンションか一戸建て/20~69歳/男女/有効回答数2400人
収納は家の間取りを考える時にとても重要ですが、広ければ良いというものではありません。設置する目的や場所を明確にする事によって、生活動線が良くする事が出来ます。
「共働きなので家事の負担を軽減したい」
「食料品やキッチン用品が多くてキッチンに入りきらない」
「ベビーカーなどで玄関がごちゃごちゃしている」
「収納も必要だけど部屋の広さも確保したい」
このような悩みは収納で解決する事が出来るんです。
今日はそんな収納のアイディアをご紹介したいと思います。
■悩み①洗濯の効率が悪い
そんな悩みは、洗面脱衣室もしくはバルコニー横に【ウォークインクローゼット】を設置する事で軽減されます。洗濯物が乾いた後にそのままウォークインクローゼットへ収納する事が出来るからです。洗濯後、洗面脱衣室で部屋干しをする、または乾燥機を使用する事が多ければ洗面脱衣室横へ、バルコニーで干す予定であればバルコニー横にウォークインクローゼットをつくりましょう。
■悩み②食料品やキッチン用品のストックが多い
共働き、子供が小さい家庭は中々買い物に行く事が出来ないのではないでしょうか。そんな時は一度の買い物で多くの量の買い物をすると思います。また、大家族の場合も買い物量が平均よりも多くなりますよね?そんな悩みは勝手口の近くに【パントリー】や【床下収納】を作る事で解決します。
買い物の際、【車→勝手口→パントリー(床下収納)】の動線を作るととても便利です。
また階段がある場合、キッチンと階段を近くに配置し、階段下収納を作る事もおすすめです。
■悩み③玄関がごちゃごちゃしている
スポーツ用品やベビーカーは持ち運びも大変な上、使う頻度も高いので玄関に置いておくのが便利です。しかし、そうすると邪魔になり外出・帰宅時にとても不便ですよね?
【シューズインクローゼット】を作る事でそんな悩みが解決します。
靴はもちろん、スポーツ用品、ベビーカー、さらに合羽や上着等の衣服を掛けれる仕様にすると外出もスムーズになります。
■悩み④限られた面積の中で部屋の広さを確保したい
「収納は欲しいけど、収納を作る事で部屋が狭くなるのは嫌!」
広い土地であればいいですが、中々そうもいかないこともありますよね。
そんな時に部屋の広さも確保しつつ収納を作るアイディアがあります。
【小屋裏収納】と【階段下収納】です。
小屋裏収納には条件があり、次を満たせば階数にカウントされません。
(1)天井高を1.4m以内
(2)下階の床面積の半分以内
部屋の数・広さは確保しつつ収納を増やす事ができます。
■いかがでしょうか
収納スペースは作る場所や動線を考える事で生活がしやすくなります。
使い勝手が重要となるので、モデルハウスを見学する時に実際に使いやすいかどうか確認してみてください。収納のドア開けてみましょう。どのくらいの大きさの荷物がどれだけの量入るのか見てみてイメージしてみてください。また、収納スペースの周辺を歩いてみましょう。例えば、勝手口からパントリーまで。洗面脱衣室からウォークインクローゼットまで。
動線を確認してみてください。
是非参考にされてくださいね。
家づくりサポーター 山下