こんにちは。山下です。
突然ですが、和室や畳は好きですか?
実家に和室があった方もいらっしゃるのではないでしょうか。生活していく中で畳は馴染みの深いものだと思います。
畳の匂いがホッとする。
なんだか落ち着く…。
そんな空間を作ってくれる和室。
ただ、注文住宅で間取りを考える際に設置するかどうか悩む人が多いのも和室。
「和室って取り入れた方が良いの?」
そう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今日はそんな、日本ならではの住宅の間取り“和室”についてご紹介したいと思います。
和室のメリットとデメリットを見ていきましょう。
■和室のメリットとは
まず、和室のメリットから見ていきましょう。ここで3つご紹介します。
①様々な用途で利用できる
和室はシーンによって使い分けしやすい空間です。フリースペースとして和室を作っておき、臨機応変に使用するのも良いかもしれませんね。
【ちょっと疲れた時・休憩したい時】
フローリングであれば躊躇してしまうこともありますが、畳であればすぐ寝転がることができます。
また、クッション性があるので体への負担も少ないです。
【お客様が来たとき】
急なお客様や両親が来たとき、すぐ対応できるのも和室のいいところです。座布団を出せば客間として、布団を出せば寝室として対応できます。
【子供の遊び部屋に】
畳にクッション性があるので子供が怪我をする可能性が低く、子供の遊び場に適しています。また、広々とした空間は段差がないので寝かしつけも楽です。
②音を吸収する
和室の畳は吸音性能に優れています。畳の内部に空気の層が出来るからです。よって、子供が和室を使うと『子供が遊ぶ音』、もし、2階に和室を作るなら『2階の足音』が1階に響きません。生活する上でさらに快適に過ごす事が出来ます。
③湿度を調節
畳は空間の湿度が高い時は湿気を吸収し、湿度が低い時は湿気を放出する性質があります。これにより、夏は涼しく、冬は暖かい空間にしてくれます。
■和室のデメリットとは
それでは次に和室のデメリットを見てみましょう。
①メンテナンスに手間がかかる
畳の特徴として、傷つきやすく汚れやすいという事が挙げられます。ペットに引っかかれてしまったり、飲み物をこぼしてしまうと畳を傷めたりシミになる可能性があります。
畳は掃除機だけでなく雑巾掛けの必要もあり、また一定期間が過ぎると畳の裏表を変えたりもしなければなりません。
②家具を置くと跡がつきやすい
畳に重い家具を置くと、その脚の跡がついてしまった。
なんていう経験はないでしょうか。畳はやわらかい素材でできているため重い物を置くと跡がつきやすいです。
今では跡がつくのを防ぐ道具も販売されていますので事前に対策をしておくと良いかもしれません。
■和室を取り入れるプチアイディア
それでは「和室を取り入れたいけど…」
と悩んでいる方へちょっとしたアイディアをご紹介します。これらのアイディアを取り入れることで
懸念点を払拭することができます。
『畳の汚れが気になる・掃除が面倒』
そんな方には畳の素材を“い草”ではなく“ポリプロピレン樹脂”にすることをお勧めします。
耐久性にも優れており、汚れや日焼けに強いです。
また、カビ・ダニの発生元となる栄養素も含ませていません。よってお手入れもずっと簡単になります。
『畳にする程スペースに余裕がない』
そんな方は“置き畳”をチェックしてみてください。
置き畳はフローリングの上に置いて使うものです。
ちょっと子供をリビングで遊ばせたい時や昼寝をしたい時にまるで和室のように利用出来ます。好きな時に好きなところに出現する和室って素敵ですよね。
いかがでしょうか。
今日は和室についてそのメリット・デメリット、+αのアイディアをご紹介しました。
是非参考にしてくださいね。
家づくりサポーター 山下