こんにちは。山下です。
人生の大きな買い物である住宅。
せっかくなら効率的な間取りにして空間を有効活用したいですよね。そんな時、縦空間を活用出来る“スキップフロア”が人気です。
スキップフロアとは、床を半階分ずらした空間を作る事です。中2階、中3階等と呼ばれます。
スキップフロアの特徴は空間が広く見える事です。同じフロアでもスキップフロアがない間取りだと視界が平坦ですが、スキップフロアを導入すると階段による段差で縦に視線が動き、空間が広く見えます。
また、スキップフロアを設置するメリットとしては階段下部を収納にする事で収納スペースを増やす事が出来ます。
そんなメリットがあるスキップフロアですが、設置しない時と比べ費用が高くなります。階段を追加する事になるからです。費用が掛かる設備なので、予め利用目的を持って設置する事をおすすめします。
「スキップフロアはスペースを多く確保出来るから作ったら何かに利用出来るだろう」
と考えてスキップフロアを設置して、いざ住み始めた後に使い道が定まらず使わないと言う事も考えられます。そうなるとせっかくのスペースがとても勿体ないです。
今日はそんなスキップフロアを効率良く活用出来るアイディアを4つご紹介します。
アイディア①キッチン・ダイニング
多くの住宅では基本的にリビング・ダイニング・キッチンはワンフロアで設計されます。家事導線としてはとても良いのですが、スキップフロアにキッチン・ダイニングを採用する事のメリットもあります。
料理をしながらリビングで遊んでいる子供を上から簡単に見る事が出来るので、安心して料理をする事が出来ます。
また、リビングとキッチン・ダイニングを階段でスペースを分けると景色が変わり、リラックスする事が出来ます。
アイディア②子供の遊び場
スキップフロアに子供のおもちゃ等を置いて子供部屋の機能を持たせる事もおすすめです。
1階のキッチンやリビングからでも、2階で家事をしていても、すぐ子供の気配を感じる事が出来ます。
また、スキップフロアは半個室になっているので、子供が危なくないか様子を目で確認しやすいです。
アイディア③スタディースペース
スキップフロアを設置すると、1階、2階とはまた別の空間を作る事が出来ます。ですので、キッチンやリビングの生活音から少し離れて作業するにもいい空間となります。
最近では、リビングで勉強をするお子さんも増えてきています。お母さんが家事をしながら子供の様子を見る事が出来ます。
スキップフロアに固定のテーブルを設置してスタディコーナーにすると、家事をしているお母さんが子供の気配を感じながらも、子供が1階の雑音にあまり影響されず勉強出来ます。また、家計簿をつける時、仕事にも活用が出来ます。
アイディア④ウォークインクローゼット
外出する時、帰ってきて部屋着に着替える時、干した洗濯物を収納する時、すぐ近くにクローゼットがあるととても便利ですよね。
仮に自室にクローゼットを設置すると着替える時に部屋までの行き来が大変と感じる方もいらっしゃるかもしれません。自分の部屋が奥にあると更にそう思いませんか?
スキップフロアにウォークインクローゼットを設置するととても便利になります。
下階から見上げた時に中の物が見えない様な壁を設置するとプライバシーもしっかりと守られます。
いかがでしょうか。
今日はスキップフロアの活用法をご紹介しました。
家づくりの参考にされて下さいね。
家づくりサポーター 山下