こんにちは。山下です。
夢のマイホームを手に入れたら
早く住みたいですよね。
そんな時に『建売住宅』を選ばれる方が多いです。完成している建売住宅の場合、契約が成立すれば短期間で入居する事が出来るからです。
住居が完成しているので、仕様や設備等は選べませんが、自分が気に入った物件があればおすすめです。
しかし、建売住宅は購入する前に注意点を知っておかないと後悔してしまいます。
今日はそんな建売住宅について【住むメリット】と【購入前の確認事項】をご説明します。
■建売住宅のメリットとは
建売住宅とは、分譲宅地に建築され敷地と一緒に販売される住宅の事を言います。(参照元:不動産情報サイト アットホーム
https://www.athome.co.jp/contents/words/term_2284/)
建売住宅は、購入した土地をいくつかの区画に分け、それぞれに住宅を建てたものを販売する場合が多いです。建売住宅をマイホームにするには多くのメリットがあります。
注文住宅と比べて価格が安い事が多い
その理由は3点あります。
・資材費用が安い…数カ所の区画の土地に同仕様の住宅を建てる事が多く、使用する資材をまとめて購入する為に資材費用が安くなる。
・人件費が安い…間取りが決まっているので営業マンと買主の打合せ時間が少なくなる。
・設計費が安い…同じエリアで同様の仕様で複数の住宅を建てるので設計に掛かる金額を抑えることが出来る。
支払い価格が明確
注文住宅であれば、住宅メーカーを決定した後、住宅の仕様や設備等設計が完了しないと購入金額が決定しません。しかし、建売住宅は仕様や設備等設計が決まっているので検討段階で金額が決定しています。
イメージの相違がない
完成した建売住宅の場合、実際にその住宅を見学する事が出来ます。
よって、住宅の雰囲気も掴めます。注文住宅の際は壁紙やドア等、サンプルでしか判断する事が出来ません。最終的な質感やイメージを持つ事はとても難しいです。
■建売住宅を購入する際に発生する危険
多くのメリットがある建売住宅ですが、
人生に何度もないマイホームの購入なのでしっかり自分に合っているか見極める必要があります。実際に、後悔してしまう方もいらっしゃいます。それでは、簡単に購入を決めない方が良い、建売住宅の“知っておかないといけない事”とは何でしょうか?
工事の品質が分からない
建売住宅は、購入前に見学する事は可能ですが、着工時から見る事はほとんどありません。自分で仕様等を決定しないので予定通りにしっかりと工事されているのか把握する事が難しいという点があります。
生活スタイルや希望に沿わない事がある
建売住宅は一般的に人気の高い間取りや仕様で作られています。しかし、自分の生活スタイルに必ずしも合うとは限りません。その為、生活を始めると使いづらい箇所がある事があります。
購入後にオプションで間取りの変更が出来る会社もありますが、追加費用が掛かり高額になる可能性があります。
■建売住宅を購入する際に確認すべき3点
①仕様書・設計図の説明をしてもらう
注文住宅であれば、設計通りに工事が進んでいるか確認出来ますが、建売住宅は分かりません。もしも欠陥住宅であっても発見する事が難しいです。よって、売主に仕様書・設計図について説明してもらう事をおすすめします。また、欠陥住宅か否か調査を行う事も可能です。
②実物の住宅を確認する
自分で仕様を決めてないので、住む前にしっかりと自分で実際の家を見る必要があります。家事導線が良いか・浴室や台所等の水回り等の間取りや設備はもちろん、断熱性や遮音性、土地に関しても詳細まで確認した方が良いです。
可能であれば朝や夜、晴れの日、雨の日と数回訪問するのが良いです。夜に訪問できればその土地の遅い時間の騒音の有無を確認出来ます。また、雨の日では玄関の水捌け等を確認する事が出来ます。
③売主の会社を確認する
建売住宅を販売している会社の体制をしっかりと確認する事も大事です。建売住宅の中の安価な物件は、仕様や素材などのコストを削っている可能性もあります。ですので、購入先の会社はアフターフォローの体制が整っている会社にする必要性があります。また、注文住宅と違い、契約までに接触する回数が少ないのでどういう会社であるか、契約前に口コミを調べたり、担当営業マンとの話をしっかりとするのをお勧めします。
いかがだったでしょうか?
一見メリットが沢山ある建売住宅もしっかり見極めて検討してくださいね。
家づくりサポーター 山下