こんにちは。山下です。
私はストレスの発散法がショッピングなんですが
ショッピングサイトを見ていたら
なんだかつい色々なものをポチっとしてしまいます。
絶対に必要な訳ではないんです。
あったら助かるなという思いから
少しずつ購入金額が増えていってしまいます。
ほんとに不思議です。
今日はこのブログでお金のお話をしようと思います。
家づくりを始めた皆様に知っていて頂きたい事。
“本当に掛かる“住宅の値段のお話です。
家づくりを始めた時にこう思いませんでしたか。
『土地の金額+建築費用+利息=家づくりの費用』
思ってないよと言う方は問題ありません。
いや。なにせ私は住宅会社に入るまではこうだと思っていたんです。危ないですね。実はもっと必要な費用がたくさんあるんです。
実際に家づくりに必要な諸経費(発生するコト)を今日は一緒に学んでいきましょう。
家づくりに掛かる+αの費用は家づくりの3つの工程の際に発生します。
『土地購入』『建築時』『登記手続き』です。
この全ての諸費用は「土地代金+家の工事費用」の6%~10%が目安と言われています。
それぞれの工程ごとに見てきましょう。
■土地購入時に発生する費用について
土地を購入する際には3つの費用が発生します。
それぞれについてご説明します。
【仲介手数料】
土地購入の際、その土地を管理している不動産屋等の仲介会社がいる場合に発生します。
この際には土地の金額に加えて仲介手数料を払う義務があります。仲介手数料は土地の売買価格に対して決定します。例えば、売買価格が400万円以上の際は3%+6万円(税別)が上限として必要となります。
【測量費、表示登記費用】
確定測量や境界確定測量と呼ばれる測量の際の費用です。これは土地の境界が確定していない際に発生します。分譲地等は予め確定しています。測量は土地の所有者と隣地の所有者で行います。確定測量とは土地家屋調査士に行政の図面を基に土地の境界を正式に決めてもらう事です。
確定測量費と表示登記申請費用は土地の場所(市街地か郊外、山岳地など)広さ、形状、隣地とのポイントの数、接面する公用地の種類(道路、水路、里道など)により決定します。
【税金】
土地を購入すると、固定資産税と不動産取得税の支払い権利が発生します。
それまでは前の土地所有者が固定資産税を支払っていたので、固定資産税の年度の残額の支払いが必要となります。また、土地を所有する事で不動産取得税も支払わなければなりあせん。
■建築時に発生する費用について
地盤調査を希望するとその際に【地盤調査費用】が必要となります。購入する土地に家を建てても大丈夫であるか、専用の設備を用いて調査します。土地の荷重や沈下に対する強度を調べ、判断します。
■登記手続き時に発生する費用について
住宅を建てる際には土地や建物に買った人の所有権を登記することが必要となってきます。登記の手続きをする時には【登録免許税】【司法書士報酬】が発生します。
【登録免許税】
登録免許税とは登記手続きの際に国に納める税金の事です。税額は土地や建物の評価額(固定資産税評価額)に税率をかけて計算します。
また、登録免許税は住宅ローンを借りるときにも課税されます。金融機関が土地や建物に抵当権を設定する登記が必要となるからです。
※抵当権…もしも住宅ローンの購入が滞った時、土地や建物を差し押さえて競売にかけ、貸したお金を回収できる権利のこと。
【司法書士報酬】
登記手続きは通常、司法書士によって行います。
よって、登録免許税と共に司法書士に対する報酬費用も発生します。手続きの際には加えて司法書士の交通費や登記事項証明書取得費用も加算されます。
■まとめ
上記に示したように家づくりの際の諸経費は『土地購入』『建築時』『登記手続き』の3つの工程で発生しました。
この内容を下図にまとめています。
このように『土地の金額+建築費用+利息』に加えて多くの費用が必要となります。
※今回は、基本的なものを記載しております。家づくりの諸条件により必要に応じて発生する事もあります。
いかがでしょうか。
家づくりでは、土地や建築費用だけでなく申請等により費用が発生します。様々な費用が掛かるので想定よりも高くなることが少なくありません。どの段階でどのくらいの費用が必要になるかしっかりと把握しておく事が必要です。
しかし、自分たち全ての内容を把握するのは難しいと思います。住宅メーカーを決めた後、一緒に資金計画を行い、諸費用の支払い項目と金額を確認し家づくりを進めてくださいね。
家づくりサポーター 山下