こんにちは!續(ツヅキ)です。
最近、私が子どもの頃によく行ってたスーパーの跡地に、たくさんの家ができてました。スーパーだったころと比べると、風景も一変しててビックリ。法的な制限があるとはいえ、土地の利用方法は様々です。
例えば、海を埋め立てて農地や工場ができることもあるし、住宅の場合は昔は畑だったところや山を切り開いた丘の上などに分譲地ができることも。土地の利用方法って、時とともに変わるんですね。
実はこれまでその土地がどう使われてきたかの履歴って、家を建てるための土地探しでとても重要なんです。何にも知らずに購入すると、あとから思わぬ落とし穴にはまったり場合によっては健康被害を受けることも。今日は履歴調査で注意すべき土地についてご紹介します。
土地の履歴の調べ方
土地の履歴を調べる方法にはいくつかあります。
①不動産会社・住宅会社に聞いてみる
②土地登記簿謄本(登記事項証明書)を調べてみる
手軽な方法は①です。気になる土地が見つかったら、担当者に「この土地って前は何が建ってたんですか?」って聞いてみると教えてくれますよ。より詳しく知るためには②の方がおススメです。比較的最近の数十年の間、その土地がどんな使われ方をしていたか、どんな建物が建っていたかを知ることができます。登記簿は各地の法務局で誰でも入手可能です。※要手数料
注意すべき3つの土地
更地になっていたら昔何があったかなんてわかりませんよね?気になる土地が過去どんな土地だったか調べてみた結果、もしもこんな土地だったら要注意です。
代表的な例を3つ挙げてみます。
①田んぼや湿地帯だったところ
昔田んぼだったところが売りに出たり、川だったところを埋め立てて住宅街が形成されたりというのはよくあること。でも、こんな土地って実は注意してみる必要があります。なぜかというと、地盤が弱い可能性があるからです。地盤が軟弱だと地盤改良が必要なケースもあり、その費用が100万円以上かかる場合もあります。
昔田んぼだったところのすべてが地盤が弱いわけではありませんが、家を建てる前に情報収集しておくと後からも安心できます。
②工場だったところ
工業専用地域だった場所が新たに宅地として販売されることもあります。かつて有害物質を扱っていた工場跡地の場合、それらの物質で土壌が汚染されているケースも。そうした可能性がある土地は、よくよく調査して安全を確認するか、避けた方がいいかもしれません。
③心理的瑕疵物件(しんりてきかしぶっけん)
これは、「過去にお墓だった」「火葬場だった」などの人によっては嫌がられる土地のことを言います。実はこうした土地、業者にはお客さんへの告知義務がないケースも。気になる場合は登記簿等で調べてみることをおススメします。
土地勘のある地域ならいいですが、そうでない場合は少し時間をかけて調べてみてもいいかもしれません。
まとめ
まっさらに整備された土地を見ても、過去にどんな使われ方をしていたのかはわかりません。でもその履歴をたどってどんな土地だったかを知ると、本当にその土地があなたにとっていい土地なのか判断する材料になります。
今後数十年安心してそこに住めるよう、気になる土地が見つかったらぜひ一度過去どんな使われ方をしたのか見てみてくださいね。
家づくりサポーター 續大介