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安心安全な土地の探し方とは?ハザードマップの活用法

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こんにちは!續です。

少し前のことですが、ある新築マンションに住んでみたところ数年経ってマンション全体が傾いたというのがニュースになってました。一度壊して建て替えるか、補修するかという議論になったようですが、せっかく住み始めた家に欠陥が見つかると安心して住めなくなり精神的な負担も大きくなりますよね。

土地探しをする場合、要望として挙がるのは金額や利便性。
・○○エリアで金額は1000万円まで
・駅から徒歩10分以内
などなどです。

でもこれらの条件は安心、安全に住める土地と言うのが前提条件ですよね?希望する金額や利便性の条件はネットやチラシで簡単に探すことができます。では、その土地が安心して住める土地かどうかの調べ方ってご存知ですか?安心・安全にも防犯や防災などいくつかの観点がありますが、今日は防災の観点から安全な土地の探し方をご紹介します。

安心・安全の見分け方

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安心安全な土地かどうかはその土地が置かれた状況とその土地の性質そのものの2つの観点から調べることができます。

①ハザードマップを見てみる
「ハザードマップ」って聞いたことありますか?ハザードマップとは、自然災害での被害が出る可能性や程度を地図で示したもの。危険度ごとに色分けされていて、各エリアごとの危険度の度合いがすぐにわかるようになっています。各自治体が作成していて、洪水・液状化・津波などの災害ごとに作成されています。国土交通省や各自治体のホームページから確認することができますよ。

一般的に、以下のような地域は浸水の危険度が高い地域とされています。
・川の近くで堤防よりも低い地域
・海岸沿いで防波堤などがない地域
・過去に浸水の被害にあったことがある地域

こうした地域は災害のリスクが高くなります。住みたい場所がどんな判定をされているのか、一度確認してみてください。

②地盤の強度を調べる
家を建てる前の地盤調査は必ず行わないといけません。
※参考記事
「地盤改良が必要なケースは意外と多い。知っておきたい注意点とは?」
https://iesta.info/blog/tochi/7031/

しかし、地盤調査をする前にその土地がどんな土地だったかを調べることで、地盤の強さを知ることができます。東日本大震災の時は各地で液状化現象が起きましたよね?過去に海や川だったところを埋め立てているところは、一般的に液状化の可能性が高いと言われています。
最終的には地盤調査をして必要であれば地盤補強工事を行い家を建てることになります。でもその前に住みたい場所が過去どんな土地だったのかを調べることで、地盤の強度を知ることが可能です。

危険度が低い場合は“お得”な場合も

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災害に対して安心・安全な土地であれば、あるものがお得になることもあるようです。それは火災保険。家を建てると、なんらかに形で火災保険に加入することになります。その際、水害にあう危険性が限りなく低い土地であれば、水害被害の補償を思い切って外して保険料を安くすることも可能なようです。年間で数万円安くなることもあるようなので、ハザードマップを確認してみる価値は十分にありそうです。

まとめ

土地の安全性や災害に対する危険性を知る目安として、ハザードマップや過去の土地の履歴を調べることは有効です。もし住みたい場所がそうしたリスクのある土地なら、何らかの対策が施してあるか確認してみてください。例えば、堤防を高くして補強してあるとか、排水路の整備をしてある、などです。

ハザードマップでは危険性が高い地域でも、盛り土をして家を建てれば浸水の危険性を減らせる場合もあります。そうしたことは住宅会社の担当者が詳しいので、土地を探す段階からと一緒に探すことをおススメします。

家づくりサポーター 續大介

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續 大介

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級。2016年に住宅会社に転職。現在36才。主に販促企画を担当。妻と、長男(7歳)次男(4歳)の子育て中。やんちゃ盛りの息子たちと毎日にぎやかな毎日を過ごす。