こんにちは!續です。
私は学生時代から約10年熊本を離れていました。その間、アパートやマンションに住んで何度か引っ越しも経験。そのたびに物件探しをしてきたんですが、その時大きな力になってくれるのはネットでした。
気に入ったものがあればすぐに問い合わせできるし、住みたい場所の相場もわかります。賃貸の場合は、敷金・礼金・家賃・共益費・管理費の金額が明記されているので、その合計が自分が払う金額だとはっきりわかります。
では、土地を探す時はどうでしょう?
ネットで土地を探す時、ほとんどの場合大きく価格が表示されその下に小さな字で最寄りの駅やバス停、それに用途地域などの法的なちょっと難しい文字が並んでますよね。一番気になるのは価格だし、サイトにもそれが一番目立つように書かれてるってわけです。
でも、そこに表示されているままの金額で土地が買えるかというと、そうではありません。実は表示されている金額以外にかかるお金があるって、ご存知でしたか?
表示価格に含まれてないもの=仲介手数料
土地を購入する時、不動産会社の仲介で土地を購入すると「仲介手数料」を支払う必要があります。なぜかというと、不動産会社は自社で土地を所有しているわけではなく、売主と買主の間に入って売買をまとめる役割を果たすからです。間に入るから、仲介手数料がかかるというわけです。
実は、これは表示価格には含まれていません。土地の値段が「1000万円」と書いてあっても、1000万円では土地は買えないということなんです。仲介手数料の金額は法律で決まっていて、以下の方法で算出するので自分で計算して見る必要があります。
※税別
例えば、土地の価格が1000万円の場合。
この計算式に当てはめると、
1000万円×3%+6万円=360,000円
これに消費税がかかり仲介手数料は360,000円×1.08=388,000円となります。意外と大きな金額だと思いませんか?約40万円もあれば、他に使い道がたくさんありますよね。
※ちなみに、仲介手数料には消費税がかかりますが、土地そのものには消費税はかかりません。
住宅会社の自社物件なら仲介手数料はかからない
仲介手数料は、必ずしも土地購入のすべてのケースで発生するわけではありません。業者が売主と買主の間に入って仲介する場合のみ支払う必要があります。つまり、売主から直接土地を購入する場合は仲介手数料が発生しないということになるんです。
例えば住宅会社の場合、自社で分譲地を持っているケースがあります。そうした土地を住宅会社から直接購入する場合は、仲介手数料はかかりません。先ほどの例で見ると、約40万円が必要なくなるので新生活の家具や家電代にすることが可能になりますよ。
いかがでしたか?土地の場合は賃貸と違って表示されている金額がすべてではありません。もし不動産会社で土地を購入するなら、仲介手数料がかかることを頭に入れておきましょう。住宅会社で土地を探す場合は、自社の物件であれば手数料はかかりません。建てたいメーカーが決まっているなら、住宅会社で土地探しをするとお得に土地が手に入るかもしれませんよ。
家づくりサポーター 續大介