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家づくりに失敗しないためのブログ

一生に一度の家づくりで失敗しないために必要な知識や判断知識が身についていくお役立ちブログ。自分たちが建てたい家が見えてくる。

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ネットを使った土地探しで必ず知っておきたい注意点

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こんにちは。家づくりサポーターの永江です。

あなたは不動産のポータルサイトを活用してますか?「スーモ」や「アットホーム」などの全国規模のものから、福岡県の宅建協会が運営する「ふれんず」など、たくさんのポータルサイトがありますよね。

自宅で簡単に見れる手軽さが人気なんでしょう。空いた時間にちょこちょこっと閲覧。気になった土地は「お気に入り登録」しておけば、後で見返すこともできる。便利な世の中になったもんです(笑)

今日は、そんなポータルサイトで土地を探す時の「注意点」をお伝えしていきますね。

注意!書いてある情報だけで判断しないこと

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ポータルサイトに書いてある情報って、どこまで信用できると思いますか?

ぶっちゃけた話、個人的にはあんまり信用しないほうが良いかなと思ってます。でも嘘の情報が書いてあるわけじゃないんですよ。“嘘”じゃないんだけど、“家を建てるのに必要な情報”が記載されてないなぁって思う事が多々あるんですよね・・・

このブログを書くにあたって分かりやすい例がないかと思い、ちょいと「アットホーム」さんを閲覧してみました。そこで出てきた物件を一例としてお話ししていきます(詳細は書きません。その会社さんを批判してるわけじゃないので。あくまで一例として。)。

検索結果の一覧に出てきた情報は、

①住所:福岡市南区のどこか
②面積:約80坪
③価格:1000万円を切る
④区画図:きれいな長方形(家を建てやすそうな感じ)

うーん、めちゃくちゃ魅力的!!思わずクリックして詳細情報のページへ移動しました。

詳細画面ではさらに詳しい土地の情報や、現地の写真を見る事ができます。でも現地の写真を見てみると、2つの問題点を発見してしまったんです。

①建物が建ってる

まぁ、これはよくあること。でも、家を新しく建てようと思った時、この古い家は解体しないといけませんよね。この時に問題になるのが、「家の解体費用」はどうなるのってこと。おそらく、この費用は土地の買主が負担することになるでしょう(売主負担の場合は、アピールポイントとして記載されてることが多いので。)。

②家の前の道路がけっこう急な坂

写真が載ってるので、坂になってること自体は見れば誰でも分かると思います。でも問題なのは坂になってることで、家を建てるためにまた別の費用が発生しそうだということ。

イメージするのが難しいかもしれませんが、家の前の道路が坂になっている土地は、その性質上ブロックをうたないといけないんです。この土地、そのブロックがいかにも古そう・・・これも解体して新しいブロックを打たないといけないかも・・・おそらくこれも、買った人の負担でしょう・・・

この2つの問題をクリアしようと思うと、ざっと100万円以上は販売価格と別の費用が発生しそうです(泣)

こんな風に、実際に家を建てようと思うと、販売価格以上に別の費用がかかることも多々あります。他にも「水道管が敷地の中に入っていなかったから、数十万の費用がかかった」なんてのもよくある話です。

本当に大事なのは見た目の価格じゃない

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僕はプロなので、写真を見ただけでここまで判断できました。でもあなたはどうでしょうか?写真だけではきっと判断は難しいんじゃないでしょうか。

条件のわりに安い土地には、なにか理由がある場合がほとんど。そんな土地は、思い切って不動産屋さんに質問してみましょう。

「家を建てるために、別の費用はかかりませんか?」

あなたが欲しい土地は、ただの土地ではありません。あくまで「家を建てるための土地」が欲しいんですからね。気になった土地は、必ずこの視点で見てみることが大事ですよ。

それでは、また。

家づくりサポーター 永江弘輝

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永江 弘輝

2013年に医薬品メーカーから住宅会社に転職。約二年の住宅営業マン経験の後、現在はイベント企画の立案・運営を担当。もっぱらの楽しみは、毎晩の晩酌。ビールしか飲まない。そのおかげで、29才にも関わらず毎年の健康診断で肝機能の数値にビクビクしている。