今度、車検を控えていて車を買い替えようか迷っている舛本(ますもと)です。
長年乗ってきた車なので、愛着もありますがガタがきています。車検代もかさむだろうし・・・実は太陽光発電においても、同じようなケースがあります。
例えば、家を建て替える場合。このときに既存のパネルをそのまま使用するか、もしくは最新のものを購入するか、あなたならどうしますか?
きっと「どっちにすればいいかわからない」、「わからんけんそのまま使おう」となることがほとんどではないでしょうか。
今日は太陽光発電の載せ替え・新調それぞれのメリット・デメリットと、状況によってどちらを選択するべきなのか見ていきましょう。
◇載せ替えのメリット・デメリット
載せ替えの最大のメリットはなんといっても、費用を抑えることができる点でしょう。住宅を新築・建て替えるということはとってもお金がかかりますよね。
内装や外構にこだわるならばその費用はどんどん膨らみ、あっという間に予算オーバーという事態に陥ります。
さらに太陽光発電も!となると、どこかで妥協しなければいけなくなるでしょう。そういうときに、既存の太陽光発電を使えるなら予算の面で安心ですよね。
そのため、内装や外構にこだわりたい!という方には、載せ替えがオススメになります。
ただし、使用している金具類は交換する必要があるため、費用が全くかからないわけではありません。
また、既存のシステムを取外・取付する費用は別途かかりますので、その点、注意が必要です。
反対にデメリットですが、システムの劣化が懸念されます。太陽光発電も機械のため、経年劣化します。1年後と10年後では発電量にも差が出ます。
これはパネルの汚れや傷も原因ですが、パワーコンディショナーの寿命が10年といわれているからです。
パワーコンディショナーは発電した電気を家庭内で使用できるように調整してくれる機械なので、故障・劣化すると発電量も低下してしまいます。
また載せ換えの場合、現在の売電契約を引継きます。そのため、建て替えてから数年後には、売電契約が終了してしまうこともあるので注意しましょう。
◇新調のメリット・デメリット
新調のメリットはやはり最新の太陽光発電システムを搭載できる点でしょう。
現在、一枚あたり320wのパネルも出回っており、数年前に比べ100w以上も出力が向上しています。
売電単価が近年下がってきていますが、高出力による発電量の向上で売電収入を補うことができます。
また、”条件次第”では売電契約も新たにスタートするため設置から10年間売電が保証されます。
よって売電契約が間もなく終了する方は新調することも一つの手になります。
しかし当然ですが、新築費用がかさむ点がデメリットになります。技術力の向上によって、安価になってきているとはいえ高価なものに変わりありません。
内装や外構とは違い、投資の意味合いもあるのが太陽光発電ですが、初期費用がかかる点はあなたの購入意欲を妨げると思います。
さらに、売電開始まで時間がかかっている点が追い打ちをかけます。経済産業省に申請してから売電開始まで半年以上かかるケースも珍しくありません。
現在、売電開始まで時間がかかっているということは覚えておきましょう。
◇まとめ
いかがでしたか?
載せ替える・新調する、どちらを選ぶべきなのか。それはあなたの状況次第です。
〇内装や外構にこだわりたい方で、予算に不安がある場合は 載せ替え
〇既存の太陽光発電の売電契約が終了しそうな場合は 新調(ただし条件付き)
がおススメです。まずは、予算やどういう家づくりをしたいのかしっかりと考え、そして売電契約がどうなっているのか確認しましょう。
なかにはいつから売電が始まって、いくらで買い取ってもらっているのか知らない方もいます。お近くの電力会社で確認することができるので、早めに確認しておきましょう。
家づくりサポーター 舛本