こんにちは!マスモトです。
2019年9月、台風15号が千葉県を中心に甚大な被害をもたらしました。
今もなお、電気や水道が復旧せず不便な生活を強いられている人々が多くいます。
一日も早く、ライフラインの復旧や、安全な住居の確保を祈るばかりです。
実は、この台風の影響により全国で太陽光や蓄電池の問い合わせが急増したのです。
理由は電気の復旧に時間がかかっているため、防災意識が高まったからだと思われます。
また、蓄電池と最近よく比較される電気自動車。
電気自動車と太陽光発電を組み合わせたCMをみかけたことはありませんか?
電気自動車は太陽光発電にとって非常に関係性の高いコンテンツです。
今日は蓄電池と電気自動車を比較して、あなたが買うべきなのはどちらなのか?参考にしてもらえると幸いです!
◇ 蓄電池のメリット・デメリット
蓄電池のメリットは、電気自動車より比較的導入しやすいコストです。
電気自動車は新車で1台300万円ほどかかりますが、蓄電池は設置工事も含めその半分ほどのコストで済みます。
さらに国や自治体の多くで、補助金を受けれる可能性があることもメリット。
補助金を最大限利用することで、実質の購入費用をさらに抑えることができるでしょう。
また、ご家庭のライフスタイルによって機能を変更することも可能です。
昼間に家にいることが少ない場合は、太陽光の余剰電力を売電する“経済モード”。
残充電が少ない場合は、放電よりも充電を優先する“充電モード”など、様々な機能を使い分けれるのは魅力的です。
反対にデメリットですが、蓄電容量の少なさがあげられます。
市場に出回っている蓄電池の多くは、10kw未満の容量のものです。
あなたは、蓄電池を付けることで電気を買わないで済む生活が、送れると思っていませんか?
私も最初はそう思っていましたが、現実はそうではありません。
エアコンやドライヤーを利用すれば、あっという間に電力を消費します。
例えば4人暮らしで、電気を買わないで済む生活を実現するには、1日あたり15kwほどの容量が必要になるでしょう。
蓄電池をつけるとどうなるのかは、下記の記事をご参照ください。
◇ 電気自動車のメリット・デメリット
電気自動車のメリットは、蓄電池と比較してバッテリー容量が大幅に大きいことにあります。
電気自動車は太陽光発電でつくられた電気を充電して走るだけだと思っていませんか?
実は電気自動車は蓄電池としての機能があり、昼間に充電した電気を夜間に使用することが可能なのです。
例えば日産のリーフは新型のもので40kwのバッテリーを搭載していますので、使い方次第では数日もちます。
実際に熊本地震においても、非常用電源として活躍していました。
また、太陽光発電を搭載していなくともEVスタンドなどで充電することができ、買い物の合間に充電し、夜間に充電した電気を使用することも可能です。
加えて“自動車”なので、走る蓄電池と考えることできますね。
続いてデメリットですが、導入コストが非常に高いことが真っ先にあがります。
先ほど例に出した、リーフの新型であれば300万円ほどかかり、蓄電池の3倍ほどに。
他にも自動車ということで、通勤に使用すると充電する時間が限られてしまいます。
そのため、いざ非常用電源として活用しようと思っても、バッテリー残量がない可能性も。
◇ まとめ
以上のことを踏まえて、蓄電池・電気自動車のどちらを利用すべきかをまとめてみましょう。
・蓄電池:太陽光発電をすでに持っているか検討中で、防災や節電を意識しているが、導入コストをあまりかけたくない方
・電気自動車:セカンドカーとして検討し、通勤には使わずに、金銭的に余裕がある方
千葉の大規模停電で、多くの方が不便な生活を続けておられます。
しかし、中には蓄電池や電気自動車を非常用電源として活用し、お米を炊いたり明かりを灯したりする方もいました。
私も熊本地震を経験しましたが、明かり一つあるだけで気持ちが穏やかになるものです。
導入コストは蓄電池でも安いとは言えませんが、防災という面では非常に優れた代物です。
一度蓄電池や電気自動車を検討してみてはいかがでしょうか。
家づくりサポーター 舛本