こんにちはマスモトです!
わたしはこのイエスタで、太陽光発電に関する記事を何度も書いてきましたが、デメリットについてはあまり触れてきませんでした。
太陽光発電を勧める側として、デメリットをお話しするのはどうかなと思ったからです。
しかし、それではアンフェアかなと・・・
そのため今回はあえて、太陽光発電に関するデメリットについて3つお話していきたいと思います。
また、そのデメリットへの対策の仕方もご紹介いたします。
◇ 雨漏りのリスクが増える
太陽光パネルをどうやって屋根に載せているかというと。
多くの場合“架台”というものを屋根に取り付けて、その架台の上にパネルを設置しています。
この架台の取り付け方は屋根材によって異なるのですが、特に注意すべきなのは屋根材がスレート瓦の場合です。
というのも、スレート瓦に架台を取り付けるには、屋根に架台を“ビス止め”するからです。
屋根に穴をあけることになるので、当然そこから雨漏りする危険性が高まります。
太陽光の施工技術がしっかりしていないと、とても危険です。
対策としては、しっかりとした施工業者を選ぶことはもちろんなのですが、実は雨漏り保証を備えている太陽光メーカーもあるんです。
そのため、太陽光メーカーを選ぶ際に雨漏り保証の有無を基準にするのも一手です。
◇ 売電がなかなか始まらないことがある
陽光発電の導入率は年々上昇していて、右肩上がりという表現が一番ふさわしいです。
導入するメリットとしては、電気料金の節約ももちろんですが、売電収入を得ることができるという点にあります。
あなたも売電を求めて太陽光発電を考えているのかもしれませんね。
住宅ローンの返済の足しに考えている方も少なくないはず。
しかし、その売電がなかなか始まらないとすればどうでしょうか?
実は、太陽光発電の売電を許可する経済産業省はパンク状態となっています(2019年8月現在多少改善されています)
通常であれば、太陽光の売電申請を行ってから1ヶ月ほどで売電できるのですが、今は半年以上かかるケースも。
これは先ほどお話ししたように、太陽光発電の導入率が右肩上がりのため、国の受け入れ態勢が追い付いていないからです。
加えて、申請方法も簡単ではないため、慣れていない方は“申請不備”という形で何度も差し戻されてしまいます。
この対策としては、販売店に経済産業省への売電申請を委任することが一番の近道です。
滞りなく申請が進めば、申請から1ヶ月で売電することも可能になります。
◇ 天候に左右されやすい
太陽光発電は、その名の通り太陽光をもとに発電を行っているので、夜間や雨の日はほとんど発電することはありません。
また、昼間であっても雲や周囲の建物によって、影がかかりやすい場合、発電量の低下を招きます。
そのため、予想発電シミュレーションよりも発電しない可能性が出てくることも。
この対策は・・・とても難しいです。
できることと言えば、太陽光発電を取り付ける前に日当たりのよさを確認しておくことくらいでしょうか。
極端なことを言うと、日当たりが悪ければ太陽光を断念したほうがよい場合もあります。
あとは、真南に近いほどよく発電するため、方角を確認してから取り付ける場所を決めることです。
天候に関しては、どうすることもできませんが、パナソニックなどが“受光率”のよい太陽光パネルを開発しています。
雨漏り保証と同様に、受光率の高さをメーカー選定の基準に加えるのも良いでしょう。
◇ まとめ
太陽光発電のデメリットは以下の3つです。
・雨漏りの危険性が増す
・売電がなかなか始まらないことがある
・発電量が天候などに左右されやすい
デメリットの対策もお話してきましたが、いかがでしたか?
以上のようなデメリットがあるにも関わらず、太陽光の普及率は今後も増えていくことが予想されます。
他にもあなたが感じる、太陽光発電への不安点があるかと思います。
その場合は、お近くの展示場や住宅メーカー、電気店などに相談してみるのが一番です。
お気軽にお電話や、実際に足を運んでみてはいかがでしょうか?
家づくりサポーター 舛本