あけましておめでとうございます!2019年も太陽光発電の記事を更新していく舛本(ますもと)です。
携帯電話を1人1台以上持っているのが当たり前の世の中になりましたね。私も個人の電話と、会社の電話を持っています。
ところで携帯電話の料金プランの話を店員さんから聞いてもイマイチよくわからない経験ってありませんか?
たとえば、分割料金が毎月いくらで、支払い終わった後の料金はいくらなのか?とか。
同じように太陽光発電においても、「○年で元がとれます」「売電収入は月々こうなります」とわかりやすく説明してもらった方が、太陽光を付けよう!という気持ちになるのではないでしょうか。
今日は私がなるべくわかりやすく、発電シミュレーションもとに太陽光発電をつけるとどうなるのか。
あなたに少しでも太陽光発電に興味をもってもらえるように、月々の売電収入などを計算していきたいと思います。
◇そもそも発電シミュレーションってなに?
発電シミュレーションとは、月間発電量や、年間発電量が記載されている資料です。
記載されている月間発電量や、年間発電量はあくまで推定のもので、それぞれの地域の天候や日射量を、公表されているデータをもとに発電量を算出しています。
そのため、「あなた専用に算出しているわけではない」ため、建てる家の屋根の形や、近隣の建物による影によってはシミュレーション値より発電量が少ないことも。
というのは、太陽光発電の発電量は日射量に大きく影響されるからです。
影の影響を考慮した、発電シミュレーションはメーカーもあまり作っていないので、今回は“影の影響は考慮しない”で売電収入を計算してみたいと思います。
◇6.20kwの太陽光発電システムの場合(4人家族の場合)
サンテックパワージャパンという太陽光メーカーの発電シミュレーション値を参考に、6.20kwのシステムで実際に計算してみようと思います。
4人家族の年間平均電力使用量はおよそ5,000kwhと言われています。月平均にすると、416kwhになります。
家庭によって異なりますが、昼・夜の電気使用量を1:1と仮定した場合、毎月昼間に208kwh使用していることになります。
発電シミュレーション値は年間7,700kwhですから、月平均640kwh発電するので、
640kwh(発電量)-208kwh(昼間使用電気量)=432kwh(売電量)
という計算になります。今年度の売電単価が28円/kwhですから、1
432kwh(売電量)×28円/kwh(売電単価)=12,096円(売電収入)
以上が、月間売電収入になります。年間で145,152円、10年間でおよそ1,400,000円の収入が見込めます。
さらに、昼間に発電した電気で家庭内の電力をまかなっているので、昼間の電力料金を抑える経済効果もあります。
太陽光発電の価格は、1kwあたりおよそ20万円の時代ですから、6.2kwの太陽光発電の購入費用を仮に1,250,000円とすると、売電収入だけで9年で投資が回収できます。
10年目の売電収入からは、単純に利益になりますね!
◇注意点!
売電収入やもとがとれる期間を計算できましたが、注意事項があります。
それは、”電気料金は発生する”ことです!
よく、「太陽光発電をつけると電気代がかからないんですか?」と聞かれますが、そうではありません。夜間は発電しないため、電気を買って使っています。
雨の日も“ほとんど”発電しないため家庭内の電力をまかなうことはできません。そのため、電気料金は発生します。
また、発電量は天候や日射量に大きく影響されるので、夏場や5月は発電量が多く売電量も多いですが、冬場や梅雨の6月は発電量が低くなります。
そのため思っていたよりも売電収入が低い時期もあることは覚えておきましょう。
◇まとめ
いかがでしたか?発電シミュレーションは、太陽光発電を購入する上で重要な資料です。
今回は電気使用量を昼:夜=1:1 で計算しましたが、それは各家庭によって様々です。
普段あなたがどれくらいの電気を使用しているか、毎月送られてくる電気料金の明細書もチェックしましょう。
発電シミュレーションと電気料金の明細書があれば、あなたがどれくらいの出力の太陽光を購入すべきかもみえてきます。
発電量-消費量×売電単価=売電収入
実際に計算して、よりあなたにあった太陽光発電を購入しましょう。
もし、計算が面倒臭い場合は住宅会社の担当の方に頼みましょう!展示場にいけば、きっと電卓を持ち出して計算してくれるでしょう。
家づくりサポーター 舛本