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【家の選び方】断熱だけじゃない!発砲系断熱材の意外な6つの役割とは?

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こんにちは!續(ツヅキ)です。

最近の住宅の特徴でよく聞く言葉にこんなものがあります。
『夏は涼しく、冬は暖かい』
多くの住宅会社がこのワードを使ってますよね。

つまり家の中は年中快適な温度に保てます、ということです。外が寒くても暑くても、家の中を快適な温度に保つために大事な役割を果たしてくれるのが断熱材です。

外の空気の影響を受けにくくし、家の中の熱を外に逃がさないという役割を果たしてくれます。でも実は断熱材の役割はそれだけではないってご存知でしたか?

実は、断熱だけではなく、他にもいくつかの役割があるんです。今日はそんな意外と知られていない断熱材の役割についてご紹介します。

まずは断熱材にはどんなものがある?

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断熱材の種類には大きく分けて2種類あります。

一つ目は、繊維系のもの。見た目は綿のようなものです。日本の住宅の90%近くで使われています。

そしてもう一つは発砲系のもの。一般的に「吹き付け断熱」と呼ばれるもので、見た目は発泡スチロールみたいなものです。6つの役割があるのはこの発砲系の方です。

発砲系断熱材の6つの役割とは?

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意外と知られていない役割を含めて、6つの特徴をご紹介します。

①断熱性
これは、「貯めた熱を逃がさない力」です。壁や屋根、天井などを覆う断熱材が室内の温度を外に逃がさないため、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。

②気密性
あまり聞き慣れない言葉ですが、わかりやすく言うと「外の気温から家の中を守る力」です。外の空気の影響を断つことにより、室内を快適な温度に保ちます

①と②は何となくよく聞く役割かもしれませんが、ここからはあまり知られていない役割です。

③蓄熱力
実は断熱材は室内の温度を断熱材に蓄えることができます。
例えば、夏の場合は暑い空気を断熱材が吸収してくれるので、エアコンを効率よく回すことができる、というわけです。
それにより室内全体の温度を維持できます。

④放熱力
なんと、このタイプの断熱材には蓄えた熱を放出する力があります。室内の温度に変化が出た場合は蓄えた熱を放出することにより温度変化を少なくし、室内の温度を整えてくれます。

⑤防音・吸音力
外の音を家の中に入れにくくし、逆に中の音を外に出しにくくするという特徴があります。周囲が交通量の多い環境でも、車の音を気にせず家の中で過ごすことも可能に。

また、家の中で子どもが騒いだりしても外には聞こえにくいので、ご近所を必要以上に気にすることなく家で過ごすことができます。

⑥耐火力
家事に強いもの大きな特徴です。炎の燃え広がりを防ぎ、被害を最小限に抑えることができます。

まとめ

アイディア
断熱材と言えば「温度をキープするためのもの」って思われてる場合が多いんですが、実はそうではない、ということで意外と知られていない6つの特徴をご紹介しました。

あまり知られていない特徴としては、部屋の温度を調整してくれる蓄熱力や放熱力、そして防音・吸音力が挙げられます。空調をエアコンだけに頼るのではなく、断熱材が温度調整をしてくれるのは省エネにもつながりますよね。

断熱材は住宅会社によって使用しているものが異なります。断熱材の種類によって家を立てた後の暮らし方が変わる可能性もあるので、住宅会社選びのポイントに断熱材も加えてみてはいかかでしょうか。

家づくりサポーター 續大介

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續 大介

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級。2016年に住宅会社に転職。現在36才。主に販促企画を担当。妻と、長男(7歳)次男(4歳)の子育て中。やんちゃ盛りの息子たちと毎日にぎやかな毎日を過ごす。