こんにちは!續です。
最近のテレビや新聞では、「土地ネタ」がたくさん取り上げられてますね。大阪の国有地に小学校を建てようとしたら地中にゴミが埋まってた、という話や、東京の豊洲市場の移転の問題などなど。最近土地ネタのブログを買いている私にとっても、それは気になるところです。
買った土地に問題が見つかったとしたら、どうしてくれるんだよって思っちゃいますよね?今話題になっているところは、敷地が広大だから何か埋まってる確率も高いんじゃないか、と思われるかも知れません。でもこれって家を建てようとする時も実はよくあることなんです。
古家付きの土地はご用心
家を建てるための土地と聞くと、一番に思いつくのは更地かもしれません。確かに、更地を買って家を建てるケースが多いですが、建物が建っている土地を購入して、そこを解体して新たに家を建てるケースもあります。実は、これが要注意なんです。
土地を購入する時の検討項目は、立地・広さ・価格などが中心ですよね。購入前に地下に何か埋まってないかを掘り起こして確認するケースはまずありません。地中に何か埋まっている可能性があるのは、「古家付きの土地」。「古家付きの土地」とは、建物が古くて値段が付けられず、土地だけの値段で購入されることが多いです。
もしこうした物件を購入されるのなら、地上だけでなく地中にも注意が必要になります。実は、建物を解体してみると古井戸やコンクリートの塊などのゴミが地中から出てくる可能性があるからなんです。
何かあれば売主の責任
こうした古家付きの土地を購入する場合、次のような文言が契約書の中に盛り込まれる場合があります。「建物は値段がタダだから売主は責任を負いません。でも、もし土地に問題がある時は土地については責任を負います。家が建てられないような場合は、契約解除もできます。」
つまり、地中に何か埋まっている場合、その処理費用は売主の負担になるということです。これを、「瑕疵担保責任」と言います。目に見えない欠陥があった場合、売主側で責任をとります、という意味です。
地中のチェックは購入後3カ月以内に
ただし、いつでも売主の責任にできるというわけではありません。売主の責任にできるのは、引き渡し完了後3カ月以内。つまり、買主は3カ月以内に建物が建てられる土地かどうかを確認する必要があるというわけです。
引き渡し後3カ月なので、すぐに今の建物を解体して地中に問題ないか確認する必要があります。もしこうした物件を購入されるなら、この点にはよくよく注意して下さいね。
今回は「古家付きの土地」を挙げましたが、住宅地の中にある土地にも何か埋まっているリスクはあります。もし、こうしたリスクを避けたいのなら、分譲地がおススメです。分譲地は家を建てることを目的に造成された土地。地中潜むリスクはありません。
私は土地探しブログを毎週書いてます。家づくりを土地探しから始める方は過去のブログもぜひ見てみてくださいね。
家づくりサポーター 續大介