こんにちは!舛本(ますもと)です。
太陽光発電に、「全量契約」と「余剰契約」があるのをご存知の方は多いですが、
「10kw以上の余剰契約」のことまでご存知の方は少ないと思います。実は私が、一番オススメしている太陽光の売電方法なんです!
「さっきから何いってるかわからないよ」というあなたも、今日は太陽光の売電の基本と、私がオススメする10kw以上の余剰契約を一緒に見ていきましょう。
◇そもそも全量契約と余剰契約って?
簡単に説明すると、発電した電気を
「全部売るか、余った電気を売るか」
という違いです。ただし全量契約は、太陽光発電が10kw以上という条件があります。なので、10kw未満の場合、必然的に余剰契約となります。
ここで重要なのが、10kw以上の場合は必ずしも全量契約ではないということ。つまり、10kw以上は余剰・全量のどちらか好きな方を選択できるんです!
しかし、10kw未満の余剰契約=10kw以上の余剰契約 ではありません。どういう違いがあるのか、見ていきましょう。
◇10kw未満と10kw以上の違い
住宅用の太陽光は10kw未満と10kw以上で区分されます。違いは、売電単価と売電期間です。
では平成30年度の違いを見てみると、
10kw未満の場合、売電単価が高い分、売電期間が10年と短いです。
一方10kw以上の場合、売電単価が低い分、売電期間が20年と長くなっています。
一長一短という感じなのに、私が「10kw以上の余剰契約」をなぜオススメするのか。次の項目で説明していきたいと思います。
◇10kw以上の余剰契約がオススメな2つの理由
1.売電期間が20年であるということ
売電期間が満期を迎えたらどうなると思いますか?太陽光発電を管理している経済産業省は、
「買取期間終了後は、蓄電池や電気自動車などと組み合わせて自家消費の量を増やす方法と相対・自由契約で売電する方法が基本になります。」と回答しています。
現在の売電単価は10kw未満の場合28円ですが、再契約すると、8円だか7円になると言われています(諸説あり)
そのため、蓄電池や電気自動車を購入し自家消費量を増やすことは、確かに有効な手段ですが、それらは非常に高価なのが難点。ですが、20年後はどうでしょう?
蓄電池も電気自動車も技術の進歩により価格がお手頃になるのは確実です。事実、太陽光発電の価格もここ10年でおよそ半額になっています。
また、20年間も売電収入があるのは子育て世代にとっては非常に魅力的です。お子さんが、成人するまで売電収入があるので、学費などに充てることができますね。
2.発電した電気を使用できること
家庭内で発電した電気を使う事で、電気料金を抑えることができます。電気料金は「生涯ローン」といわれ、あなたが電気を使い続ける限り支払いが続きます。
さらに電気料金は年々値上がりしていて、今後も値上がりする可能性大。
一方、太陽光発電の電気は値上がりすることはありません。年々値上がりする電気と、自分で発電した電気、どちらが良いかは明白ですね。
このことについては、前回の記事でも少しお話させていただいていますので、ご参照いただければ幸いです。
◇まとめ
いかがでしたか?今回、10kw以上の余剰契約をオススメしました。
ですが、ライフスタイルによっては全量契約もアリです。例えば夫婦共働きで、昼間に家にいないことが多い場合です。
また、資金計画次第ではそもそも10kw以上のパネルをつけれないことも考えられます。
ですが10kw以上の余剰契約にした場合、天候や季節にもよりますが、1ヶ月あたり平均2万円の売電収入が見込め、電気料金を節約できます。
年間で24万円、20年間で約480万円の売電収入と電気料金の節約を考えてみて下さい。
前回、太陽光発電の投資としての役割は終了したと言いましたが・・・数字に出すとまだまだ投資の役割もありそうです!もちろん電気を買わないというのはエコですし。
まずは、お近くの販売店などに相談して、自分に合った太陽光発電を探しましょう。その際に10kw以上の余剰契約も候補としてみてはいかがでしょうか?
家づくりサポーター 舛本