こんにちは!舛本(ますもと)です。
最近よくニュースで太陽光発電の話題が目につくようになりました。それだけ、太陽光発電を取り巻く環境が目まぐるしく変化しているということです。
ところで、こんな話を耳にしたことはありませんか?
「太陽光発電の売電収入はもう見込めない、つけるのは損」「売電単価が下がっている」
どちらも正しい言葉なので、太陽光を導入するメリットは本当にないように思えますね。ですが、太陽光は絶対に付けた方が良いと断言できます。
住宅づくりに興味を持たれているあなたですから、事前に太陽光の事を知っておきたいですよね。今日は太陽光を取り巻く現状と、導入すべき理由について書いていきたいと思います。
太陽光発電の現状は?
(経産省HPよりデータ引用)
太陽光発電を含む、再生可能エネルギーの買い取りが正式に始まったのは2009年です。当時の売電単価は1kwあたり、48円でした。グラフを見ればわかるのですが、売電単価は年々減少傾向にあります。
今年度に関しては28円(10kw未満)です。発電量が同じ時、単純に売電収入は約4割減ということになります。
太陽光発電の設置を考えている方には、太陽光発電の売電収入を、ローン返済の一部にと考えている方もいるのではないでしょうか?
そういう方にとっては、売電収入の減少は大きな痛手となりますね。
また、太陽光発電は天候に影響されやすく、梅雨や冬場は発電量が低下します。各メーカーも、機器の故障に関する保証はあるものの、天候による発電量の保証まではしていません。
ですので、梅雨が長引いたり、雪が降り続いたりすると発電量、つまり売電収入も減少する恐れが有ります。
それでも太陽光を付けるべき理由とは
じゃあ太陽光発電はつけない方がいいじゃん・・・ちょっと待って下さい!確かに売電単価も下がったし、天候に左右されがちですが、これからの太陽光発電の在り方が変わっただけです。
それは ”売電から自家発電自家消費”というのがキーワード。そのことも踏まえて、これから太陽光発電をつけるメリットとして
・発電システムの値下がり
・電気料金の値上がり
が最たるものとして挙げることができます。では順番に見ていきましょう。
発電システムの値下がり
先述したとおり、売電単価は年々値下がりしています。では売電単価はなぜ下がり続けているのでしょうか?それは発電システムの価格も下がってきているからです。
技術の進歩に伴い、太陽光発電システムの供給が安定してきたことで、お客様により安価で品質の良い物を提供できるようになりました。
実際にどれくらい安くなったのか、弊社で販売している価格を元に見てみると、
2010年 3.70kw 2,220,000円
2018年 4.20kw 1,150,000円
なんとおよそ半額になって、かつ出力も向上していますね。今220万円あったら、10kwの大容量のシステムを購入できます。技術の進歩はすごいですね。
そのため、昔買った人が不利益を被らないように、利回りになるべく差が出ないように、売電単価を下げることで調整しているんです。
そして、この発電システムの値下がりと売電単価の減少は、次の電気料金の値上がりにも深く関係してきます。
電気料金の値上がり
(九州電力HP 電化でナイト・セレクトより)
2018年現在、九州電力から電気を購入すると、1kwあたり平均で約25円かかります。20年前は約14円ですから、2倍近くになっていますね。今後も電気料金は値上がりしていく可能性大なので、なんとか電気料金を抑えたいですよね。
そこで、太陽光発電です。
契約形態で異なりますが、電気料金は図のようなイメージです。太陽光発電を導入することで、料金の高い昼間の電気を買うことがほとんどなくなります。先述したとおり、電気料金は今後も値上がりしていく可能性が高いです。
なので、太陽光を導入する時期が早ければ早いほど、電気を買っている方に比べ、毎年電気料金を抑えていく事ができます!
電気料金の値上がりはどこまでいくかはわかりませんが、なるべく電気を買わずに済む方が家計に優しいですよね。
まとめ
いかがでしたか?
確かに売電単価は年々下がっています。一方で太陽光発電は購入しやすい値段になっています。以前の太陽光発電の目的は、「売電収入を得る」ことでした。それは投資としての役割が太陽光に求められていたということです。
しかし、現在、そしてこれからの太陽光発電に求めるべき目的は、そうではありません。
電気をなるべく買わずに光熱費を抑える、ひいては環境に優しくエコである、という本来の目的に戻るべきなのです。
売電から自家発電自家消費へ
あなたも太陽光発電を導入してみてはいかがでしょうか?
家づくりサポーター 舛本