こんにちは。家づくりサポーターの永江です。
僕は仕事柄、売土地のチラシを作成したり、ネットに情報をアップしたりするんです。でも、1つだけ疑問があるんですよねぇ…。
よく「小学校まで徒歩○○分」って書いてあるじゃないですか。本当にそれで着くの?って話です。
土地情報に書いてある「徒歩○○分」。実はこれ「不動産の表示に関する公正競争規約」という法律のようなもので基準が決められているんです。
徒歩1分=80m
「徒歩1分=80m」。この基準で一律に決まるんです。実際に歩いてみて時間を測ったりなんて基本しません。住宅地図なんかで歩く距離を測定して、単純に計算して時間を決めてるんですね。
さらに言うと、例えば途中で「信号」や「踏切」があっても、その待ち時間は考慮されません。さらにさらに、歩くスピードが遅くなる「坂」や「歩道橋とかの階段」があっても全然考慮されません。
つまり、単純に小学校までの距離が1kmだったら、「1000m÷80m=13分(切上げ計算)」って書いてOKになっちゃうんです。
これ、本当に着くと思います?
僕の小学生時代を思い返すと…
このブログを書くにあたって、僕の小学生時代を思い返しました。僕の家から小学校までは、1.3kmです。田舎だったおかげで、途中には信号は2つだけ。比較的平坦で歩きやすい道でした。小学校6年生で164cmあった僕は、歩くのは早い方です。
「徒歩1分=80m」の基準で計算すると17分で着くはず。でも実際は…高学年で20分、低学年の時は30分くらいはかかってた記憶があります。
まぁやっぱり、表示されてる時間通りに着くことなんて滅多に無いわけですよ。だって好奇心旺盛な小学生ですから、途中で何か面白いものを見つけたらストップしますし。友達と一緒に歩いていたらなおさらです。ただでさえ子どもは真っすぐ歩かないですしね(笑)
面倒でも一回は子どもと一緒に歩いてみる
この基準はあくまで“大人”が目安なんですよね。女性にヒールを履いて歩いてもらい、1分間に歩く距離が80mだったことから由来しているそうですから。
「スーパーまで○分」とか「コンビニまで○分」だったら、まだこの基準で良いとは思うんです。でも、小学校までの時間にもこの基準を使うのはやっぱり疑問が残ります。だって実際に歩くのは大人じゃなくて小学生ですからね。
この記事を読んでくれたあなたには、くれぐれもお伝えしておきます。「小学校まで5分だって!近いね!!」と書いてある事をそのまま鵜呑みにしないでくださいね。面倒でも、実際に一回はお子さんと一緒に歩いて行ってみることをおススメしますよ。
それでは、また次回。