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傾斜や高低差のある土地に潜む落とし穴とは?

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こんにちは!續(ツヅキ)です。

ネットやチラシで商品を見つけていいなって思ったものの、いざ実物を見た時に後悔した経験ってありませんか?私の場合は、夏に子ども用のビニールプールを買おうとしたところチラシで見たのより小さかった…ということがありました。

実は似たよなことは土地探しでもよくあるんです。例えば、土地情報に面積60坪、南面道路で日当たり良好と書いてあったとします。一見すると条件のいい土地ですが、もしこの土地が平坦ではなく傾斜がある土地だったら思わぬ落とし穴にはまる可能性も。

あなたが希望する家を建てられないばかりでなく思いのほか大きな出費をすることになるかもしれません。今日は高低差のある土地に潜む落とし穴についてご紹介します。

落とし穴とは?

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落とし穴①有効に使える面積が少ない

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傾斜や高低差がある土地の場合、仮に60坪の広さがある土地だったとしても実際には建築に使えない土地があるケースがあります。図のように敷地の一部が崖になっている場合、土地の所有権としては崖下の部分までなんですが、崖の部分って実際には建物を建てたりするのは困難。

土地の半分以上が崖地というケースもあるようなので要注意です。

落とし穴②建築工事費がかさみやすい
傾斜や高低差のある土地は、土地代は安いケースもありますが、建築工事費は高くなりがちです。なぜかというと、家を建てられるように土を盛ったりして造成する必要があったり、土砂崩れが起きないよう擁壁が必要だったりするからです。

これらの工事を行うには、その土地の状態にもよりますが多くの費用がかかります。安くていい土地見つけたと思ったら、なんだかんだで家を建てられる土地にするために費用がかさむことも知っておきましょう。
落とし穴③固定資産税が高額に!?
敷地内に崖地がある場合、固定資産税が思いのほか高額になるケースがあります。その理由は、庭や建物用として有効に使えていない土地まで固定資産税がかかるからです。

図のように崖のある土地の場合、実際に使えるのは平坦な部分ですが、敷地面積としては崖下の部分までになります。つまり、実際に使っていない土地の分まで税金を払う必要があるんです。

例えば、60坪の土地のうち半分は使えない土地…なんてことも。有効に使えない上に毎年税金がかかるなんてもったいないですよね。こうした点も要注意です。

まとめ

今日は傾斜や高低差がある土地に潜む落とし穴についてご紹介しました。有効に使える面積が少なかったり、費用が高額になる可能性がある一方で、傾斜を生かした特徴ある家づくりができる場合もあります。

※参考ブログ
【メリット】傾斜地や狭小地と相性のいい「スキップフロア」とは?
https://iesta.info/blog/firstbuilding/9528/

ただし、費用を第一に考えるのなら傾斜や高低差がある土地はあまりおススメできません。分譲地など、あらかじめ家づくりに向いている土地がおススメです。家づくりのための土地探しなら、住宅会社の担当者が対応してくれますよ。

家づくりサポーター  續 大介

續 大介

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級。2016年に住宅会社に転職。現在36才。主に販促企画を担当。妻と、長男(7歳)次男(4歳)の子育て中。やんちゃ盛りの息子たちと毎日にぎやかな毎日を過ごす。