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【メリット・デメリット】無垢の床材の家ってどうなの?

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こんにちは!家づくりパートナーの永江です。

床材といえばまだまだ一般的にはフローリングですが、おしゃれな雰囲気に仕上がる無垢の床材も人気になってきていますね。

無垢材は天然の木の表情と温もりが魅力です。でもメンテナンスが大変そうだったり、長持ちするのかなど、不安なところもあるという声を聞きます。そこで今回は無垢の床材のメリットとデメリットをお伝えしていきます。

無垢材のメリット:本物の木の風合い

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無垢材は、木そのものを使用しているので、見た目の風合いが良く、落ち着いた雰囲気が感じられます。

また、年月を経て変化していく色合いの過程を楽しむことができるのも無垢材ならではの醍醐味ですよね。「経年美」という表現がぴったりです。

無垢材のメリット:調湿作用

天然の木を使用した無垢材は、お部屋の湿度を調整してくれる機能があります。乾燥しているときは、ため込んだ水分を吐き出し、湿度が高い時は、空気中の水分を吸いこんでくれるんです。

無垢の床材にすることで、過度な乾燥や不快な湿気から家族を守ってくれる役割も果たしてくれるんです。

無垢材のメリット:心地よさ

無垢材は素足で触れていても、冷たく感じにくく温もりを感じられるというメリットがあります。

木材の内部には空気が多く含まれています。この空気の層により熱が伝わりにくくなり、素足で歩いても冷たく感じにくいんです。無垢材の「温かみ」があるイメージは、こういうところからきています。

また、ほどよく柔らかい素材でもあるので、転んだ時の衝撃も少なくなり、赤ちゃんや高齢者にも優しい素材でもあります。

無垢材のデメリット:反りやひび割れ、隙間ができやすい

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では今度は無垢材のデメリットについてお話ししていきます。

一番のデメリットは何と言っても「反り」「割れ」「隙間」です。メリットの中でも言ったように、無垢材には調湿作用があり、湿気を吐き出したり、吸ったりする時に、木材自体も伸縮します。

また木材に含まれる水分が時間をかけて乾燥する過程や、木材の伸縮によって、徐々に木材の形状が変わり、「反り」「割れ」「床材同士の隙間」が出てきてしまうことになります。

こういった変化を、無垢材の「味」ととらえることができるか、それとも「劣化」としてとらえるのかで、無垢材を取り入れてもいい人かどうかが分かるでしょう。

無垢材のデメリット:傷つきやすい

これもメリットの裏返しですが、無垢材は柔らかい反面、傷が付きやすくもあります。なにか物を落とした拍子に、簡単にへこんだり傷ついたりしてしまいます。

これも反りやひび割れと同様、無垢材ならではの味として感じることができるかどうかですね。

無垢材のデメリット:価格が高い

一般のフローリングと違い、量産できないため価格が高くなってしまうのも無垢材のデメリットでしょう。また、反りや割れなどを極力減らすような施工が必要なため、無垢材の施工に慣れていない業者の場合は技術面も心配になってきます。

まとめ

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自然の木であることを活かした風合いの良さや、調湿作用もあり体にも優しい無垢材。その反面、傷や割れを風合いとしてとらえることができない人には向いていないかもしれません。

とってもデリケートな無垢材。メリットとデメリットを知った上で、上手に付き合っていってくださいね。

それでは、また。

家づくりサポーター 永江弘輝

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永江 弘輝

2013年に医薬品メーカーから住宅会社に転職。約二年の住宅営業マン経験の後、現在はイベント企画の立案・運営を担当。もっぱらの楽しみは、毎晩の晩酌。ビールしか飲まない。そのおかげで、29才にも関わらず毎年の健康診断で肝機能の数値にビクビクしている。