こんにちは!家づくりサポーターの永江です。
『家相』と『風水』。同じようでいて実は違うって知ってましたか?
風水は『中国』で生まれたもの。家相は『日本』で生まれたものなんですね。
今回は、簡単に『風水』と『家相』の違いや、よく耳にする『鬼門』『裏鬼門』についてお話ししていきます。
風水と家相の違い
家相と風水、どちらも快適な生活を送るためという目的は同じでも、やはり異なる部分もあります。
☑鬼門、裏鬼門の考え方
最初でも挙げた『鬼門』と『裏鬼門』。
実はこれは『家相』だけにある考え方なんです。家相では北東と『鬼門』、南西を『裏鬼門』としていて、この方角に水廻りや玄関をもってくるのは良くないと考えられています。
北東はジメジメとしてあまり日の当たらない場所で、冬は特に寒くなります。南西は逆に日差しが強く、物を腐らせたり物の色を変色させる場所で、夏は特に暑くなります。どちらも真冬と真夏は良い条件とはいえないところであり、衛生の面から見ても、病気になることを気にしました。
一方、風水では建物の構造や向き、地勢も考慮しますが、人の出生年などにより吉凶を決定します。ですので、鬼門や裏鬼門は一概に悪い方角とはしていません。
ただし、玄関の向き、ガスレンジの位置、ベッドの向き、机の向きなど、家具のレイアウトまで細かく定義しているのは、風水の特徴といえるでしょう。
まとめ
風水と家相。鬼門と裏鬼門。お分かりいただけたでしょうか?
でも大事なことは、あなたが家相や風水にどこまでこだわるか、ということだと思います。 その答えを出すには、まずはそう言われる由来や意味を知った上で、それが本当に自分の家に必要なものなのかどうかをじっくり考える必要があります。
個人的には、家相や風水にしばられて暮らしやすい間取りが出来ないようでは、せっかく家を建てるのに、もったいないような気がします。
家の設計や間取りは、毎日そこで暮らす家族の生活を、より便利に快適にすることが必要です。あくまで、縁起かつぎ、げんかつぎ程度のスタンスでいるのが良いのではないでしょうか。
それでは、また。
家づくりサポーター 永江弘輝