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健康素材の住宅はウソ?営業マンのこんな説明にご用心!

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こんにちは!家づくりサポーターの永江です。

衝撃的なタイトルから始まった今回の記事。でも勘違いしないでほしいのは、健康住宅をうたってる全ての会社がウソをついているわけではないということです。

しかし、中にはプロとして相応しくない知識で話す営業マンもいるのが事実です。

『うちはF☆☆☆☆の建材を使用しているので安心ですよ!』

もし、こんなことを平気で言ってる営業マンがいたら…。その営業マンはプロ失格でしょう。

”F☆☆☆☆”って何なのか?

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シックハウス症候群が問題となったことで、2003年7月1日にシックハウス対策規制法という法律が施行されました。

これでシックハウス問題は無事に解決・・・かと思われたのですが、そう上手くはいきません。

この法律で規制された化学物質は『ホルムアルデヒド』と『クロルピリホス』の2つ。このうちクロルピリホスは使用が全面的に禁止されたのです。

かたやホルムアルデヒドはというと、その建材がどのくらいホルムアルデヒドを発生させるかによって、4つの区分に分けられました。

それが先ほどの『F☆☆☆☆』などと表示される区分なんです。

建材はホルムアルデヒドを発生させる量で4つに分けられる

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ホルムアルデヒドの発生量が最も少ない建材は『F☆☆☆☆』と表示されます。この建材は使用に制限がありません。

次に少ないのが『F☆☆☆』。こちらの建材は使用できる面積に制限があります。

その次に少ないのが『F☆☆』。こちらの建材も使用面積にさらに厳しい制限がかかります。

そして『F☆☆』にも満たない基準の建材は、全面的に使用が禁止されたのです。

F☆☆☆☆でも少量のホルムアルデヒドを発生させる

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こんな説明を聞くと『F☆☆☆☆の建材=安全』という風に思いがちですよね。でもそれは間違いなんです。

『F☆☆☆☆』の建材はホルムアルデヒドがゼロということではありません。あくまで少ないだけ。

ちりも積もれば山になる。全てF☆☆☆☆の建材を使用した家でも100%安全ということはありません。

さらに付け加えると、この”F”はホルムアルデヒドの頭文字。この区分ではホルムアルデヒドだけが対象となっていて、それ以外の化学物質は対策されていません。

F☆☆☆☆=安全と思ってる営業マンって?

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さて、ここで最初の話に戻りましょう。

『うちはF☆☆☆☆の建材を使用しているので安心ですよ!』なんて平気で言う営業マン。信用できますか?

私は絶対に信用できません。法律の規制を完全に理解せず『F☆☆☆☆の建材=安全』と間違った認識の営業マンなんじゃないかと疑ってしまいます。

シックハウス対策は、家族の健康にかかわる大事な問題です。知識の浅い営業マンに任せたくないですよね。

これから展示場に行くことがあれば、営業マンにこんな質問をしてみることをオススメします。

『シックハウス対策って、どんなことされてますか?』

もし営業マンの口から『うちはF☆☆☆☆の建材を使用しているので安心ですよ!』なんて言葉が出てきたら…。

それでは、また。

家づくりサポーター 永江弘輝

永江 弘輝

2013年に医薬品メーカーから住宅会社に転職。約二年の住宅営業マン経験の後、現在はイベント企画の立案・運営を担当。もっぱらの楽しみは、毎晩の晩酌。ビールしか飲まない。そのおかげで、29才にも関わらず毎年の健康診断で肝機能の数値にビクビクしている。