イエスタ

家づくりに失敗しないためのブログ

一生に一度の家づくりで失敗しないために必要な知識や判断知識が身についていくお役立ちブログ。自分たちが建てたい家が見えてくる。

メニュー

【実例付き】家づくりでテーマ・コンセプトを決める2つのメリット

books-498422_640

質問です。

あなたの家づくりの『テーマ』は何ですか?そのテーマは『一言』で表せますか?

もしあなたの建てたい家にテーマが無ければ・・・

今回は、家を建てるにあたって、ある『テーマ』を掲げた家族のストーリーをまとめた記事をご紹介していきます。

☑“クラス”がテーマの家づくり

lecture-2044621_640

堀出隼さんと料理家の美沙さんご夫妻。7歳の謡くん、5歳の鈴ちゃんで構成された堀出ファミリーが暮らすのは、葉山の高台に建つ家だ。

現在の家をつくるに当たって設計士と相談してコンセプトを決めたという。

“クラス”というテーマにしました。親と子、子と子が“クラス”メートみたいに“暮らす”家。さらに、“クラス感”つまり上質であること。単に贅沢というわけではなく、質のいいものに囲まれて“暮らす”といういくつかの意味を込めてみました。」

「クラス」がテーマという堀出さん宅では例えば、隼さんのアトリエは “図工室”という位置づけに。自身作品や画材などと並んでお子さん達の絵が所狭しと飾られている。

一方、ケータリングサービスやレシピ開発の仕事をしている美沙さんの仕事場でもあるキッチンは家庭科室

「ド派手なクリエーションに囲まれるより、毎日少し楽しい暮らしというのを目指したいな、と。近々ロフト部分に本を置くことにして、そこはウチの“図書室”になる予定です」と隼さん。

堀出ファミリーの“クラス”はこれからももっともっと楽しくなっていきそうだ。

出典:MilK JAPON WEB  親子がクラスメートのように暮らす家

出典元には堀出家の写真がたくさん掲載されています。どの写真を見ても、暮らしを楽しんでいるのが感じられます。

アトリエを図工室。キッチンを家庭科室。本を置くスペースを図書室。なんか、聞いただけでもワクワクしてきませんか?『クラス』をテーマにしたからこそのネーミングの発想ですよね。

☑テーマを決めることのメリット①

hand-819279_640

インテリアや小物なんかは、アートディレクターのご主人さんの影響は大きいと思いますが、僕が注目したのは『設計士と相談してコンセプトを決めた』という一文。

出典元には書かれていませんが、きっと間取りプランにも『クラス』というテーマを実現するためのアイデアや工夫が盛り込まれているはず。こればっかりはアートディレクターも専門外のはず。設計士側からたくさん提案があったんだろうと思います。

これが家づくりにテーマをもつことのメリットその1。

設計士とコンセプトやテーマを共有することで、設計士もあなたと同じイメージを持って仕事ができます。同じイメージを持てれば、設計士もあなたの希望を最大限の形にしやすくなります。

「言葉だけでは伝わらないから写真を見せると良い」なんて話がよくありますよね。これも設計士とイメージを共有するための方法の1つ。これも大事なんですが、それよりもっとシンプルな言葉をテーマとして設計士と共有すると、設計士から色々なアイデアがより引き出されます。

設計士に同じイメージを持ってもらうためにも、シンプルなテーマを共有しておきましょう。

☑テーマを決めることのメリット②

planning-620299_640

家づくりにテーマを持つと、実はもう1つメリットがあります。それは、あなたの頭の中もシンプルにできるということ。

家づくりの中では、色んな誘惑があるんですよねぇ。「あれもいいなぁ。」「こっちもいいなぁ。」「あっちの方がいいかも・・・」

色んな夢と希望が、あなたの目の前に次々とあらわれてきます。でも、それを全部は叶えられませんよね・・・。そう。予算という現実が立ちはだかります。

そんな時、どれを選んで、どれを捨てるか。きっと、めちゃくちゃ悩むはず。

でも、もしあなたの家づくりにテーマがあれば、そのテーマがあなたの選択基準の軸になってくれます。AとB、どちらがあなたのテーマに近いのか。それだけの基準で突き進めば良いんです。

家づくりでは、考えること、決めることが多すぎて、途中で疲れてしまう人が多いのも事実。テーマを決めておくことが、あなたの負担を軽くしてくれますよ。

あなたも堀出さんのように、素敵なテーマを見つけて家づくりをしてみてはいかがですか?それでは、また。

 

PS:堀出さんのテーマ『クラス』は、なかなかクリエイティブな発想。「そんなの思いつかないよ!」って思われたかもしれませんね。でも、もっとシンプルなテーマでもいいんです。

僕が知ってる家ブログには、こんなテーマで家づくりされた人もいます。参考までに。

⇒ 書庫のある家.com

家づくりサポーター 永江弘輝

ゼッタイやってはいけないバナー - コピー

永江 弘輝

2013年に医薬品メーカーから住宅会社に転職。約二年の住宅営業マン経験の後、現在はイベント企画の立案・運営を担当。もっぱらの楽しみは、毎晩の晩酌。ビールしか飲まない。そのおかげで、29才にも関わらず毎年の健康診断で肝機能の数値にビクビクしている。