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「廊下のない家」にするメリットとデメリット

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こんにちは!平尾です。

突然なのですが、私が通っていた高校は教室をつなぐための廊下がありませんでした。廊下がないってどういうこと?と思われるかもしれませんが、本当なんです。

1階の入り口から4階までの階段があり、その階段の踊り場の部分に各教室への入り口があったんです。階段を両サイドから挟むように教室があるとイメージしてもらえれば、分かりやすいかもしれませんね。

廊下がないので端から端への移動はなかったんですが、階段の昇り降りはしんどかったです。

廊下のない学校というのは珍しいかもしれませんが、戸建ての住宅を見てみると廊下のない間取りを考える方も少なくありません。

そこで今回は、廊下のない家のメリットとデメリットについてご紹介します。

 

メリット

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①動線を短くできる
廊下がないということは、家の中を移動する動線を短く出来るというメリットがあります。部屋から部屋へ移動する際に廊下を介さないので、スムーズな移動を可能です。

②廊下分のスペースを有効活用できる
廊下のない家を考えている方の多くは、通路としての廊下をムダなスペースと考えているのではないでしょうか?廊下分のスペースを廊下としてではなく、収納スペースや部屋を広くしたりという方法で有効活用できるのはメリットと言えますね。

③廊下分のコスト削減
廊下をなくすことで、その廊下分の建築コストを省けるのもメリット。しかし、多くの場合単に廊下をなくすという訳ではなく、そのスペースを他の使い方をされると思いますので、完全なコスト削減というよりは、コスパを向上させるという意味合いの方が近いかもしれませんね。

 

デメリット

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①冷暖房の効率が下がる可能性が
廊下がないということはその分区切りも少なく、1部屋のサイズも大きくなります。そうすると、家の中は冷えにくく暖まりにくいという問題が。家の断熱性能や冷暖房機器のサイズアップを検討する必要もあるかもしれません。

②プライバシー性が薄くなる
廊下がないということは良い意味で言えば、家のどこにいても家族の気配を感じることができますが、悪い意味で言えば、プライバシー性が薄くなる間取りとなるでしょう。

特に来客の多い住まいは注意が必要で、お客様がリビングにいると家族の浴室やトイレを出入りする場面が見えてしまうなど、プライバシー性がしっかりと保たれない間取りになってしまう可能性があります。

③臭いが広がりやすい
廊下のない間取りは、必然的にキッチンから各部屋の距離も近くなることが多く、料理の臭いが各部屋に流れてくる可能性があります。

またトイレも同様で、トイレからの臭いが各部屋に広がりやすいと言えます。最近の住宅は24時間換気で、各部屋の空気が循環しているため臭いも広がりやすいという傾向もあるため注意が必要です。

 

いかがでしたでしょうか?

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廊下があるということが必ずしも悪いわけではありませんが、家の中をできるだけ有効活用するなら廊下がない間取りであったり、廊下が極力少ない間取りは魅力的ではないでしょうか?コンパクトな家の場合はなおさらです。

しかし、廊下がないことで起こり得る問題も忘れてはいけません。メリットとデメリットをよく理解した上で理想のマイホームを実現させましょう。

家づくりサポーター 平尾 諒太

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平尾 諒太

熊本県熊本市生まれ。熊本県立大学文学部卒。現在28歳。現在は妻と息子と三人暮らし。一人っ子として両親に溺愛?されて育つが、実家がマンションのため小学生の頃は年下の子達と毎日のように遊んでおり、「弟や妹がいそう」とよく言われる。体を動かすことが好きで、小学生から大学までサッカーと大学時代はスポーツクラブでバイトに明け暮れる日々。ドライブが大好きで、帰宅時もわざわざ遠回りして帰ることもしばしば...。