こんにちは!續(ツヅキ)です。
家づくりをしようと決めたものの、何から始めたらいいかわからず家づくりが先延ばし…という方がって意外と多いです。先延ばしになる理由は様々。
確かに立ち退きを迫られたりしなければ今すぐ住む場所に困ることはないので、家づくりが少し先延ばしになっても今は困らないかもしれません。
一方で、今後5年先、10年先のことを考えたらどうなると思いますか?家づくりを先延ばしにすると起こる問題がこれだけあるんです。今日はそんな問題を5つご紹介します。
家づくりを先延ばしすると起こるトラブル
問題①消費税が上がるかも
現在の消費税率は8%ですが、2019年10月1日以降に引渡しを受ける住宅は、新たな税率10%が適用されます。ただし、注文住宅など請負契約を結ぶ住宅の場合は、新消費税率施行の半年前までに請負契約を締結した場合には、旧税率が適用される経過措置がとられます。
つまり、注文住宅を建てる場合は来年(2019年)の3月末までに住宅会社と契約を終わらせないと、10%の税率がかかるというわけなんです。
「まだ1年もあるから…」と余裕を持つのは危険です。
住宅会社を決めて、土地を探し、住みたい家の打ち合わせをしていけば、1年以上かかるケースはよくあることです。また、仕事や家族の行事などもあるので、打ち合わせが毎週スムーズに進むケースはほとんどありません。
ちなみに2000万円の家の場合、かかる税金は消費税8%だと160万円で10%だと200万円。その差は40万円にもなります。家づくりが遅れると、これだけ多くのお金が必要になってしまうんです。
問題②金利が上がる可能性が
住宅ローンの金利はここ数年で低下しています。金利は経済の状況で変動するもので確実なことは言えませんが、「今よりもっと下がる」という見方よりも「横ばいか上昇する」という見方の方が強いようです。
もし仮に金利が下がったとしてもその下げ幅はわずかで、大幅な低下は考えにくいとの見方が多いです。
3000万円を35年、金利1%で借りた場合、総返済額は約3556万円。一方、仮に金利が2%に上がると総返済額は約4173万円になります。その差はなんと617万円。
急に来月から1%上がる可能性は低いですが、だんだんと上がる可能性は十分あります。家づくりが先延ばしになると、消費増税分と合わせて数百万円の負担増になるかもしれません。
問題③高齢になってもローンに追われる
家づくりが遅れると、当然住宅ローンを借りる年齢が高くなります。つまり、返済し終わる年齢も高くなるということを意味します。
例えば、30歳で35年ローンを組めば完済時の年齢は65歳。しかし、35歳で35年ローンを組んだ場合はそれが70歳になります。最悪の場合、定年退職したあとも住宅ローンの返済に追われる可能性があるんです。
問題④土地が見つかりにくくなる
家づくりのタイミングが遅くなると、土地が見つかりにくくなります。なぜかというと、子どもの転校を避けるために土地探しのエリアが限定されるからです。
狭いエリアの中だと、あなたが希望する土地が見つかる確率も低くなります。小学校入学時に土地を探し始めて、土地が見つかったのが5年後となったら、もうすぐ卒業です。
問題⑤子どもと新居で過ごす時間が短くなる
高校までは自宅から通って、その後は家を出て就職や進学というケースは多いですよね?
例えば、子どもが3才の時に家を建てたとすると、15年は一緒に住むことができます。でも、もし中学校入学時の12歳の時であれば、あと6年しか一緒に住める時間はありません。しかも、中学・高校に上がると家で過ごす時間はグッと短くなってしまいます。
部活や塾に加え、高校生になれば通学に時間がかかることも。その結果、せっかくの新居で一緒に過ごす時間が短くなってしまうんです。
まとめ
今日は家づくりを先延ばしすると起こる5つの問題についてご紹介しました。転勤や家族の事情もあってなかなか早く家づくりができないケースもあると思いますが、もしそうした事情がないのなら家づくりは早くするに越したことはありません。
家を建てようと決めて、スムーズに住宅会社や土地が決まったとしても、実際に住むまで平均で1年くらいはかかります。そうした事情も考えて家づくりを進めてみてくださいね。
家づくりサポーター 續大介