こんにちは!續です。
家を建てた後、こんなはずじゃなかった…という失敗ってネットで探してみるとけっこうあります。
例えば、
・静かな土地だと思ってたけど、朝夕は交通量が多くて音がうるさい
・周りは空き地だったのに、高い建物が建って日当たりが悪くなった
などなど。理想の暮らしを思い描いていたのに、周辺環境に邪魔されてしまったというものです。この場合は、周辺環境の事前リサーチ不足が原因です。
一方、周辺環境以外であとから「しまった」というケースも。それは、「土地にお金をかけすぎて理想の家が建てられない」というものです。せっかく自分たちが希望する土地を見つけたのに、肝心な建物のほうで希望がかなえられないっていうケースが時々あるようなんです。全体の予算で「3000万円まで」とか、ある程度金額を決めていたのにこんなことになる理由…実は、家づくりの順番に問題があるからかもしれません。
①まずは「土地代」「建物代」それぞれの予算を出す
土地探しから始める場合、「家づくりにかかる費用=土地代+建物代」となります。これって、当然と言えば当然ですよね。でも、後悔している人のなかにはこれをしっかりやってなかったという人が多いんです。
「総額3000万円まで」という風に決めるのはすごくいいことで、ほとんどの人は予算の総額までは決めています。問題はその内訳ができているかどうか。つまり、土地代と建物代の予算をそれぞれしっかり把握しているかどうかがポイントです。
総額3000万円までと決めていても、「土地代1000万、建物代2000万」なのか、「土地代・建物代それぞれ1500万円」なのかで建てられる土地の広さや場所、建物の大きさや設備のグレードが大きく変わってくるからです。
注意!土地を先に決めない
土地・建物の予算が明確になったら、次は何をすればいいと思いますか?実は、「土地を先に決める」というのはおススメしません。なぜかというと、あなたが予算内で決めた土地だとしても、そこに予算内で建物を建てられるとは限らないからです。
土地代はある程度明確ですが、建物代は同じ広さだとしても住宅会社によって全く同じ金額ということはありません。建てたい住宅会社があって、土地を決めた後に家の見積もりをしてもらったところ予算内では建てられない…ということもあるんです。
住宅会社のチラシホームページである程度の目安の建物金額はわかりますが、それはあくまで目安。住宅会社は家を建てる前に地盤の安全性など様々な調査をします。その結果、地盤補強が必要になり予算をオーバーしてしまう…なんてことも。土地を購入した後なら土地を変更することは不可能。予算内で収まるように、家の広さやグレードを落とさないといけないかもしれません。
②住宅会社を先に決める
こんな残念なことを防ぐために、建てたい住宅会社をまず決めることをおススメします。そのメリットは、土地と建物をセットで予算組みできることです。例えば、土地1000万円、建物2000万円と決まっていれば、土地情報を調べて条件に合う土地を探してくれます。
もし土地代が1200万円かかる場合は、購入前に1800万円でできるプランの提案も可能。それに納得すれば購入すればいいんです。
住宅会社では土地探しはできないと思われてるかもしれませんが、実はそれは可能です。自社で所有する分譲地もあるし、一般にネットに載っているような土地を住宅会社を通して購入することもできますよ。
まとめ
家づくりの順番を間違うと、理想の家が建てられないことがあります。それを防ぐためのポイントはこの2つです。
①まずは「土地代」「建物代」で予算を出す
②土地より住宅会社を先に決める
住宅会社は家を建てるための土地にはとても詳しいです。家を建てようと思ったら、まずは住宅会社に相談してみてください。
家づくりサポーター 續大介