こんにちは。丸本です。

「ボーナスが入ったけど何に使うかは決まってない。とりあえず貯蓄？」

6～7月はボーナスの季節ですね。何に使うか決まっていますか？欲しいものを買う、貯金する、夏の旅行代にする等々、色んな使い道があると思います。

しかし、家を建てて住宅ローンを払っているなら、そのボーナスを実質1.4倍に増やす方法があります。また、これから家を建てる予定の人も知っておくべきテクニックです。

では、以下より解説していきます。

住宅ローンを使ってボーナスを1.4倍に増やす方法とは？

住宅ローンを使ってボーナスを増やす方法とは、繰上返済を行うことです。もらったボーナスを住宅ローンの繰上返済に回すことで、繰上返済した金額以上の効果を得ることができます。具体的に言うと、本来払うはずだった利息を減らすことができるため、金額以上の効果が出るということです。

○具体事例　借入額3500万円、返済開始から11年目に繰上返済した場合

例えば3500万円の住宅ローンを借りているとします。返済開始から11年目に30万円の繰上返済をする場合、どのくらい利息軽減効果があるでしょうか？

（その他の条件：35年返済、固定金利、金利1.5％、元利均等返済、期間短縮型を利用）

 

この条件で繰上返済を行った場合、13万3,422円の利息を減らすことができました。つまり、実質的には30万円を投資して43万円分の効果を得られたということです。

その差は約1.4倍（43万円÷30万円）。これが住宅ローンを使ってボーナスを1.4倍に増やす方法です。

一般的な銀行の預金金利が0.001％なので、30万円を1年間預けていても3円しか増えません。しかし、同じく30万円を住宅ローンに回すと13.3万円の利息軽減効果を得られます。

3円と13.3万円。ボーナスは預金口座に入れておくよりも住宅ローンに回したほうが圧倒的に得です。

※借入金額、金利、繰上返済額、繰上返済のタイミングによって効果の度合いは前後します。※1　実際の繰上返済金額は29万5,234円になります。尚、手数料や保証料などは含んでいません。

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これから家を建てる予定。その場合のボーナスの使い道は？

これから家を建てる予定の場合、まだ住宅ローンを組んでいないのでこのテクニックは使えません。しかし、実は繰上返済と同じような効果を出す方法があります。

それはボーナスを「住宅購入の頭金」として貯蓄しておくことです。繰上返済はあくまで支払うはずだった利息を軽減するのが目的。頭金を入れることで借入金額自体を減らせれば、繰上返済と同様に支払うはずだった利息を減らすことができます。

○具体事例　住宅購入予算3500万円、頭金として60万円を投入した場合

例えば住宅の購入予算が3500万円だったとします。60万円の頭金を投入する場合としない場合で、どのくらい利息軽減効果があるでしょうか？

（その他の条件：35年返済、固定金利、金利1.5％、元利均等返済、期間短縮型を利用）

 

この条件で返済シュミレーションを行った場合、頭金60万を投入することで、総返済額を約17万円減らすことができました。つまり、実質的には60万円を投資して約77万円分の効果を得られたということです。

その効果は約1.28倍。銀行口座に預けておいたままにするよりはかなり得ではないでしょうか。

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いかがでしたか？

ここまで住宅ローンを使ってボーナスを増やす方法を解説しましたが、いかがでしたでしょうか？最後にポイントをまとめておきます。

○ボーナスを住宅ローンの繰上返済に回すことで、投入金額以上の効果を得られる（＝実質ボーナスが増える）

○これから家を建てる場合は、ボーナスを頭金として貯蓄する。それによって貯蓄金額以上の効果を得られる。

もちろんボーナスすべてを繰上返済に回したり、頭金に回す必要はありません。一部は欲しかったものを買ったり、家族旅行の費用に使ってもいいと思います。要はバランスが大切ということですね。

ちなみに子供がもうすぐ2歳の我が家の場合、家族旅行は近場のレジャーホテルで済ませます。妻と二人の頃は遠出したり、ちょっと良いホテルに泊まったりしてましたが、小さな子供がいると結局子供に合わせることになります。なので大人向けのちょっと良いホテルも普通のホテルもあまり変わりません。豪華なラウンジがあってもそこに行く余裕がないですからね。（笑）

結局、ファミリー向けのレジャー付きホテルみたいなところが一番楽しめます。結果的に家族旅行代がかなり安くなりました。なので、浮いた分はを貯蓄に回したりしていますよ。ボーナスを上手に使ってどんどん得しちゃいましょう。