こんにちは!松浦です。
住宅を購入する上で大切な土地決め。既にお持ちの土地やあこがれのエリアの土地を見つけ、「ここに私たちの家が建つんだ!」と想像するとなんだかワクワクしてきますよね。「土地は良いけど、道路が狭いのが気になる、、、」と思われた方。良い所に気づきました!実は土地の前の道が狭いと色んな制約や対策が必要になるのです、、、。ぜひ以下の文を読んで対策されてください。
土地が小さくなってしまうかも、、、
建築基準法によると、家や建物を建てたい土地に接する道幅は“4m以上”と定められています。「ここに建てたい!」と見つけた土地に接する道幅が4m未満だった場合、家を建てられないかというとそうではありません。
上記画像に注目してください。画像下部のように道路幅が3mの場合。道路幅を4mにするためには幅1m足りません。この時画像の赤い部分のように敷地の土地に接している面から幅1m分を道路として削らなければなりません。
この方法を“セットバック”といいます。このようにせっかく見つけた土地が小さくなる可能性が、、、。土地が小さくなることで、計画していた家の大きさが小さくなったり、駐車場が狭くなったり、庭がなくなったりする恐れがあるので注意してください。
“セットバック”についての
↓↓詳しい内容はこちら↓↓
https://iesta.info/blog/tochi/3342/
家が建つのに時間がかかってしまいます
土地を所有している場合は、土地購入契約をする必要はありません。土地を購入する場合、通常あなたと住宅会社の営業さん、(土地からお探しの場合)土地所有者がいれば契約できます。
しかし、“セットバック”を行う場合は、多くの人と打ち合わせが必要になってきます。よく”カンミン“や“ミンミン”と言われますが、セットバックの確認をする時に隣人の方や役所の方と時間を合わせて現地で確認しなければなりません。相互の予定が合わなければなかなか確認作業ができません。また役所の方と確認する時も、役所には多くの同じ依頼が来ていて先着順に対応していくので、待つ期間が長引いてしまうとそれだけ家をつくり始めるのも遅くなってしまいます。
費用が追加されるかも、、、
現地の道路が狭いということは、周辺の道路も狭いということ。家を建てるためには木材などの材料を運ぶために大型トラックが必要ですが、現地周辺の道路が狭いとトラックが通りません。なので周辺のコインパーキングに停めてそこから小型トラックに材料を移し替えて運ぶ必要があります。その時の駐車場代や手間賃が家の購入価格に追加されてしまうのです。
いかがでしたか?
以上が、土地に接している道が狭い時に注意すべき3つのポイントです。
すでに土地を所有されている場合、住宅を購入する時に住宅会社の営業さんや設計さんが、あなたの土地の調査してくれます。土地からお探しの場合、あなた自身が探さなくても、住宅会社の営業さんがあなたの条件に合う土地を探してくれることがあります。その時に土地に接している道路についての説明がない会社は、本当に詳しく土地の調査をしてくれたのか怪しいです。雑に調査して調査代を請求する会社もありますのでご注意を。正確に調査されなかった場合、地盤がゆるいまま家を建ててしまうと、重みで少しずつ家が傾き、せっかく建てた家が欠陥住宅になる恐れも、、、。家を建てる時に大切なのは建物だけでなく土地もとても重要だということを忘れないでくださいね。
家づくりサポーター 松浦征久