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「ケーツー?」「ディーツー?」玄関ドアや窓サッシを確認する時は要注意!住宅環境の快適さを左右する表記を見落とさないで!

こんにちは!松浦です。

突然ですが、建材のカタログを見たり、建材メーカーのショールームに行ったり、家づくりの打合せをしたりした時に、「k2仕様」や「D2仕様」という表記を見たことはありますか?

僕も初めて「k2仕様」という言葉を聞いた時にカタログを見てみると、商品ページにはしっかり書いてありました!笑

意識しないと目立たない仕様の表記ですが、意外と大切なものになります。

そこで今回は「k2仕様」や「D2仕様」が何を表すものなのか、家づくりにおいてどのように大切なものなのかをご紹介していきたいと思います。

「k2仕様」「D2仕様」ってどんな意味?

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k2やD2は玄関ドアや窓・サッシの「断熱性能」を表すものになります。

k2はLIXILの表示記号、
D2はYKK APの表示記号になります。

じつは「k2・k3・k4」「D2・D3・D4」の3種類があり、数字が小さくなるほど、断熱性能が良くなります。

そのため、大まかではありますが、それぞれの性能を採用するエリアが、下記の表のように分けられています。

「YKK AP・LIXIL」断熱仕様表示の違い

熱損失係数(W/m2K)によりそれぞれの線引きをしており、k2(D2)はk4(D4)に比べ、約1.7倍性能が良いことが分かります。

しかし、建材の断熱性能を見た目で判断することは難しいです。

例えば、窓サッシでいうと、単層窓か複層窓か。複層窓の場合、ガスが入っているかどうかで違ってきます。

玄関ドアの場合も、性能が良くなると、材料自体に厚みがあるため、ドア全体も厚くなります。

断熱性能の良いもの(断熱仕様k2・D2)を選択した場合、断熱性能の低いものを選択した時に比べて、どのようなメリット・デメリットが出てくるのでしょうか?

「k4・D4」ではなく「k2・D2」を選ぶメリット

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・断熱性能が良くなる

断熱性能が良くなることで、室内の熱が外に逃げにくく、室外の熱が室内に入りにくくなるため、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を保ちやすくなります。

・光熱費を抑えることができる

断熱性能が良くなり、熱の出入りが少なくなるため、エアコンなどの冷暖房器具の使用頻度や風量、室温などを押さえることができるので、その結果光熱費を抑えることができます。

「k4・D4」ではなく「k2・D4」を選ぶデメリット

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・費用が高くなる

先ほどの断熱性能の比較表でもお見せしましたが、数値が小さくなるにつれ、費用は逆に多くなる傾向になります。

・選択できるデザインが制限される

カタログを見ると、それぞれのデザイン毎にk2(D2)とk4(D4)が対応可能かどうか表記されています。一部の商品デザインはどちらかの性能のみしか対応できませんので注意してください。

まとめ

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いかがでしたでしょうか?

今回は、玄関ドアと窓サッシの断熱性能に注目してご紹介してきました。

少しでも断熱性能を上げたい方は、この表記をしっかりおさえておきましょう。その時に予算内かどうか確認することも忘れずに。

今回は「YKK AP」と「LIXIL」の2社の断熱性能の表示をご紹介してきました。

他のメーカーでも断熱性能の違いによって表記等が変わる場合がありますので、建材メーカーや住宅会社の担当者に確認するようにしましょう。

それぞれの商品特徴や性能の違いを押さえていくことはとても大変ですが、担当営業など周りの人を巻き込んで、よりよい家づくりをしていただければと思います。

家づくりサポーター 松浦征久

松浦

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松浦 征久

熊本県天草市生まれ。長崎大学経済学部卒。通称「まっつぁん」。日頃は録画したTVを観ながら、SNSチェックやゲーム、読書、家事などをこなす暇が嫌いな多忙不器用人間。TVはドラマやアニメ、バラエティ、経済番組など週に30 チャンネルほど録画しているので残りの録画容量が心配でハラハラする日々。基本ツッコミ役だが、たまにボケると安定して“スベリ芸”を発動。低確率で必殺技“カミカミ芸”や“言いまつがい”が発動し大逆転することも。