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家づくりに失敗しないためのブログ

一生に一度の家づくりで失敗しないために必要な知識や判断知識が身についていくお役立ちブログ。自分たちが建てたい家が見えてくる。

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「収納はあればあるほど良い」は本当なのか?収納率12%は不要?

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こんにちは。家づくりサポーターの永江です。

今回は収納のおはなし。家づくりの失敗例でも常に話題にあがる収納。

せっかく広い家を作ったのに、収納スペースが足りずに物があふれる…せっかくオシャレな家を目指してたのに、物があふれるせいで生活感丸出し…こんな暮らしはイヤじゃないですか?

では収納って、どれくらいのスペースが必要なんでしょうか?それを知る目安として、「収納率」という言葉が存在します。

一戸建ての収納率は12%が望ましい?

収納率とは、住宅の床面積に対する収納面積の割合のこと。収納率の数字が大きくなるほど、収納が多いということです。一戸建ての場合、一般的にこの収納率は12%程度が望ましいとされています。

例えば、35坪の家の場合、望ましいとされる収納の面積は・・・

35坪 × 12% = 4.2坪 = 8.4帖

つまり、収納だけで8.2帖の面積を確保できれば収納力は十分な家ってことになるわけですね。ただし、8.4帖の収納スペースを一個作ればいいって話でもないですよね。収納は適材適所が重要です。必要な場所に、必要な分だけのスペースを確保する。それが上手く収納できる家を作る秘訣です。

8.2帖(4.2坪)の収納を作るコストって…?

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さっきお話したように、35坪の家に8.4帖(4.2坪)の収納を適材適所に作れれば、きっと上手に片付く家が出来上がることでしょう。

でも今回の記事で僕がお話したいのは、これとは全く違う提案なんです。

あなたは、収納スペースをつくるためにいくらかかるかって考えたことありますか?

例えば、坪単価50万円の会社で35坪の家を建てたとします。さっきの例でいくと、収納率12%を確保すると8.4帖(4.2坪)の収納が必要でした。この8.4帖(4.2坪)の収納にかかるコストはズバリ…!!

坪単価50万円 × 4.2坪 = 210万円

た、たかい・・・理想と言われる収納率を実現しようと思うと、こんなにも費用がかかるんですね・・・

収納は大事です。大事ですけど、ただ物を置いておくだけのスペースに、これだけのお金を払う事になるんです。毎日出し入れするような物を置いているならまだ良いですよ。でも季節物とか、ほとんど出番が無いものを置くためだけに、こんなにも高いお金を・・・

僕は正直、もったいないって思っちゃいます。もちろん、収納が全くない家は現実的じゃないです。だけど、せめて、せめて、半分にまで減らせたら・・・105万円浮くんですよ!105万円もあれば・・・夢と妄想が膨らみますね(笑)

レンタル収納も活用すべき

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さて、まじめな話ですが、今ご自宅にあるもので、常に家の中になければならないものってどれくらいでしょうか?大半のものは、たまーに使う程度じゃないですか?

そんなあなたには、レンタル収納がおすすめです。

⇒ 箱で預ける自分の倉庫「minikura」

レンタル収納といっても、家の近所にコンテナみたいなものを借りるようなものじゃありませんよ。自宅で簡単に行えるオンライン収納サービスです。これがまた安く使えるんです。

こんなサービスを利用すれば、広くて高い収納を作る必要もないのかもしれません。いつも使うものだけの必要最低限の収納にできるかもしれません。浮いたお金で他の仕様のグレードを高くしたり、家族そろって海外旅行に行くのもいいかもしれません。

収納も大事ですが、必要以上にこだわりすぎる必要もないのかもしれませんよ。

それでは、また。

家づくりサポーター 永江弘輝

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永江 弘輝

2013年に医薬品メーカーから住宅会社に転職。約二年の住宅営業マン経験の後、現在はイベント企画の立案・運営を担当。もっぱらの楽しみは、毎晩の晩酌。ビールしか飲まない。そのおかげで、29才にも関わらず毎年の健康診断で肝機能の数値にビクビクしている。