こんにちは!平尾です。
家づくりには建物を建てる以外にもさまざまな工事が必要となります。生活をする上で食事やテレビ鑑賞、トイレを使ったりすれば電気やガス、水なども不可欠だからです。
そして、各種工事のなかでも、家のなかで水を使用し排水処理をするために必要な工事に“屋外給排水工事”があります。
大切な工事でありながら、屋外給排水工事とは具体的にどのような工事であるのか、いくら費用がかかる工事であるのかといった内容を把握していない人は少なくありません。
今回はそんな屋外給排水工事についてご紹介します。
屋外給排水工事の内容
屋外給排水工事とは家の内部と、水道メーターや「公共ます」の間に水道管を配置する工事をいいます。「公共ます」とは家庭から排出される汚水を下水道に流すために設置しなければならないもののこと。
料理の際や手を洗うときなどに水を使用し、トイレやお風呂などで使った汚水の排水を行うためには上水道管と下水道管が家の水道管とつながっていることが必須です。
多くの場合、上水道管と下水道管は、家と接する道路の下に通されていることが一般的です。下図のように、道路の下を通る上下水道管と家の水道管などをつなぐ作業として、“屋外給排水工事”があります。
排水工事の場合には、排水箇所からの合流点に、点検用のマスを個々に設置しなければいけません。また、給水工事では、家のなかと上水道管をつなぐだけではなく、散水栓なども含めた屋外の給水とつなぐ工事が必要となることもあります。
費用はどのくらいかかる?
一般的に、屋外給排水工事にかかる費用は建築工事費用の10%程度が相場となっています。
たとえば、2000万円の家を建てた場合であれば、2000万円×0.1=200万円程度が屋外給排水工事にかかる費用の目安です。
ただし、水回り設備がいくつあるかによっても費用は変わってきます。トイレを各フロアに1つずつ設けていたり、二世帯住宅でキッチンや洗面、浴室などをすべて2つ作ったりする場合では工事費用は高くなることが通常です。
また価格差は敷地の広さや水道メーターなどから水道設備までの距離によっても生じますので、事前に住宅会社に確認しておくことをオススメします。
いかがでしたでしょうか?
家を建てる際には、住宅の購入費用だけを見るのではなく、屋外給排水工事などの付帯工事もチェックしておくことが大切です
どの工事にどれだけの費用がかかるのかをきちんと確認しておかないと、工事の途中で費用がかさんでしまい、結果的に予算オーバーになってしまう可能性もあります。
家づくりでは決めることが盛りだくさんなので、大変かもしれません。しかし、理想のマイホームを手に入れるためには面倒なことこそ念入りにという精神を持つことが大切かもしれませんね。
家づくりサポーター 平尾