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家づくりに失敗しないためのブログ

一生に一度の家づくりで失敗しないために必要な知識や判断知識が身についていくお役立ちブログ。自分たちが建てたい家が見えてくる。

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省スペースでも十分に楽しめ、小さな癒しを叶える狭小地での庭づくり

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こんにちは!平尾です。

庭(庭園)は日本に古来の伝統的な文化の一つとも言えます。大きな庭に憧れをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

予算や土地の関係で狭小地にマイホームを建てる際や、土地・建物にお金をかけすぎてしまい諦めてしまいがちな庭。逆に土地や費用の問題ではなく、手入れが面倒だからと庭づくりを見送ってしまう方もいるかもしれません。

立派な庭園を設けずとも小さめながらも庭やガーデニングを楽しむスペースを設置することは可能です。

今回は、省スペースで楽しむことができ、癒しの空間となる庭を設ける方法をご紹介します。

中庭を設置する

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建物などで周りを囲まれた屋根のない場所に中庭を作るという方法です。庭の周りは居住スペースで囲まれているので、プライバシーを確保しながら庭で遊ぶことも出来ます。

中庭を設けるためコの字やロの字にした家は壁面が広く、窓も多いので室内に光や風を取り込みやすく、リラックスできる空間を実現できるかもしれません。庭で一人リラックスしたい、家族とのんびり過ごしたいという方にオススメの方法です。

ただし、屋根のない場所になるので光や風だけではなく雨も降り注いでしまいます。水はけや雨水対策をしっかりとしておきましょう。

坪庭を設置する

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庭を眺めて楽しむ時間が欲しいという方には坪庭を設置するのも一つの方法です。

坪庭とは一般的に小さな中庭という位置づけになり、植物や石を配置し、周りを塀や垣根で囲われた小規模な庭のことをいいます。中庭よりも小さなスペースでの庭づくりにおすすめの方法です。

中庭同様に屋根のない場所に作られ、光や風などの自然を取り込むことも可能なので、癒しの効果も期待できますね。

設置場所は坪庭の強みでもある景観の良さや通気性、採光性の良さを生かし、玄関近くや浴室の外側、リビングの周りなどが代表的です。規模が小さいので季節に合わせたアレンジが手軽に出来るのも楽しみの一つじゃないでしょうか。

坪庭も中庭同様の注意が必要になります。人が出るスペースはなくとも屋根がないので、雨水が入ってきます。水はけについてはしっかりとした対策が必要ですね。

また、植栽を取り入れる際は、こまめに手入れをしておかないと生え放題になってしまいます。坪庭の見栄えが悪いものにならないように注意しましょう。

玄関脇を活用する

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玄関脇の空いたスペースに植物や木々を植えることによって、限られたスペースでも華やかな空間を実現することも可能です。

レンガや石を施し、通行部分と区切ることによって庭としての存在感を高めることも出来ます。

先に紹介した中庭や坪庭は狭小地で採用できる庭とはいえ、少なからず居住スペースを削ることになります。庭の空間は欲しいけど居住スペースもしっかり確保したいという方は、玄関脇の活用を検討してみてください。

コンテナガーデン

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玄関脇にも植栽を植えるスペースがない場合の手段として、コンテナガーデンという方法があります。コンテナガーデンは植木鉢やプランターに植物を植えて、その景観を楽しむことが出来ます。

コンテナガーデンは簡単に場所を変更することも可能です。玄関ポーチの脇やバルコニー、駐車場の脇など季節や気分によって場所を変えて、様々な雰囲気を楽しめます。

いかがでしたでしょうか?

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景観や風情を楽しむことができ、加えて通気性や採光性の良さがある中庭や坪庭、玄関脇を有効活用、移動も可能なコンテナガーデンと狭小地で庭という癒しとなる空間を手に入れることが出来ます 。

庭は使える広さや設置場所をしっかりと判断した上での設置が重要です。狭小地では隣接する建物の高さや距離を考慮し、プライベート面にも配慮した庭づくりが大切になります。

特に、中庭や坪庭は住宅設計に大きく関わってきますので、事前にご家族で話し合った上で、住宅会社の担当者に相談しましょう。

家づくりサポーター 平尾

平尾 諒太

熊本県熊本市生まれ。熊本県立大学文学部卒。現在28歳。現在は妻と息子と三人暮らし。一人っ子として両親に溺愛?されて育つが、実家がマンションのため小学生の頃は年下の子達と毎日のように遊んでおり、「弟や妹がいそう」とよく言われる。体を動かすことが好きで、小学生から大学までサッカーと大学時代はスポーツクラブでバイトに明け暮れる日々。ドライブが大好きで、帰宅時もわざわざ遠回りして帰ることもしばしば...。