こんにちは!續(ツヅキ)です。
私が勤める住宅会社では、既に土地を持っている方よりも家づくりを土地探しから始める方の方が多いです。土地探しから新築の家を手に入れる場合、その方法にはいくつかあります。
①土地と建物がセットになった建売住宅を買う方法。
②「建築条件付き」の土地を買ってそこに家を建てる方法。
③「建築条件なし」の土地を買ってそこに家を建てる方法。
建築条件付きの土地の場合、多くは建築する住宅会社が指定されています。一方、建築条件なしなら住宅会社は自分で自由に選ぶことができます。好きな工法や外観の住宅会社を選んで、自分の思い描いた家を建てることができるんです。
建築条件なしの土地はメリットがたくさんあるように聞こえますが、自由であるがゆえに気をつけたい注意点も。人によっては意外と手間がかかり、家づくりが先に進まない可能性があるんです。今日は、建築条件なしの土地を購入する際のメリットとその注意点をご紹介します。
「建築条件なし」の土地のメリット
建築条件がないことのメリットは以下の2点です。
①住宅会社を自由に選べる
②契約するまでの期間の制限がない
建築条件付きで住宅会社が指定されている場合も、その会社が自由設計を歌っていれば比較的要望は反映しやすくなります。ただし、実際はその会社が対応可能な範囲で自由な設計ができるということ。つまり、要望によってはあなたの要望を叶えられない場合もあるんです。
指定の住宅会社がなく、自分で気に入った住宅会社を選べばデザインなどを含めて要望を叶えやすくなります。
また、建築条件付きの場合は、多くの場合一定期間内に指定の住宅会社と契約を結ばなければなりません。その間に契約できなければ、土地購入・家づくりの計画が白紙に戻ってしまいます。
その点、建築条件なしなら、期間に縛られることはありません。自分のこだわりや建てたい家のイメージがはっきりしている方は、それを実現してくれる会社を選んで納得するまで打ち合わせをして家づくりができます。
注意点は?
メリットだけを聞くと、できれば建築条件なしで自分の好きな住宅会社を選んで家を建てたい、と思われるかもしれません。でも、細部にこだわって納得いくまで打ち合わせができる半面、注意したいポイントもあります。
それは「住宅会社選びに時間がかかり、家づくりそのものが遅れるかもしれない」ということです。
熊本県だけでも、住宅会社の数は大手・中小の会社を含めて数百社以上あると言われています。それだけの会社の中からあなたの要望を叶えてくれるところを選ぶのは決して簡単ではありません。住宅会社選びで数カ月、場合によっては数年かかることも。
また、せっかく見つかったとしても、打ち合わせ途中で「やっぱり違う」と思うかもしれません。その場合、住宅会社を変更することもできますが、またイチから打ち合わせをやり直すことになってしまいます。
土地が見つかってもなかなか家が建てられない…という状態が続くと、家づくりそのものがどんどん遅れてしまいます。
まとめ
建築条件なしの土地なら、あなた次第で何でも自由に決められる半面次々に決断していくことが求められます。もし、家づくりに対するこだわりがそう強くはないのなら、建築条件付きの土地を選ぶというのも選択肢の一つです。
建築条件なしの土地で自由に住宅会社を選ぶのなら、土地購入前に気になる住宅会社をチェックしておくといいでしょう。気になる土地が見つかったら、あなたが建てたい家がそこに建築可能なのか、気になる住宅会社の人に確認して見てくださいね。
家づくりサポーター 續大介