こんにちは。丸本です。
住宅ローンと言えば「どれだけ安い金利で借りるか」、「どれだけ手厚い保障が付いてくるか」といったことに注目しがちですが、あくまでそれは審査に通ったときの話。
住宅ローンの審査は収入や勤務先だけでなく、あなたの個人信用情報に照らし合わせて行われます。そのため、意外な落とし穴にはまって住宅ローン審査が通らない場合も。
そこで、住宅ローン審査が通らない3つの落とし穴について解説します。
住宅ローン審査が通らない落とし穴①クレジットカードの支払い延滞
まず、クレジットカードの支払い延滞履歴があると、住宅ローン審査に通りにくくなります。
住宅ローンの審査項目には「年収」、「勤続年数」、「返済負担率」、「借入時年齢」、「完済時年齢」等がありますが、これに加えて、「クレジットカード等の他の債務の状況や返済履歴」も審査されます。
住宅ローンは長い期間を通して払っていくもの。なので審査する金融機関側も、あなたが「毎月の期日までにキチンとお金を支払ってくれるのか」という部分に注目します。
クレジットカードの延滞はお金が足りなかったというよりも「引落しの日にたまたま残高が足りなくて…」という場合がほとんどだと思います。
しかし、たったそれだけのことで住宅ローン審査が通らないこともあるんです。クレジットカードは現金が必要なかったりポイントが貯まったりと確かに便利ですが。計画的に利用しましょう。
住宅ローン審査が通らない落とし穴②携帯・スマホ代金の支払い延滞
クレジットカードに加えて、携帯・スマホ代金の支払い延滞も住宅ローン審査に落ちる原因の一つとなります。
携帯・スマホを買う際、多くのケースは契約の際に24回払いの分割払いになっています。 しかし、端末の月々の分割料金を月々サポート料金(月々サポート)で割引する形になっています。そのため、「ローンを組んで分割で支払っているという認識がない方」がほとんどだと思います。
しかし、この情報も金融機関が住宅ローンの審査をする際に必ず照合する個人情報にしっかり記載されます。
もちろん延滞なく払っていれば問題ありませんが、たった一度でも口座から引き落とせなかったなんてことがあると、その履歴もしっかり残ってしまいます。
金融機関としては、「1万円前後の携帯・スマホ料金をちゃんと払えない人に、住宅ローンを支払っていくのは無理」と判断するようです。
クレジットカードだけでなく、携帯・スマホ料金も延滞しないよう気をつけましょう。
住宅ローン審査が通らない落とし穴③奨学金の滞納
ケースとしては多くないかもしれませんが、奨学金を滞納している場合も住宅ローン審査に落ちる原因の一つとなります。
以前は奨学金の滞納は個人情報に記載されることはなかったようですが、2008年以降に奨学金を利用した方はその返済履歴が個人情報に記載されます。(※奨学金を借りる際に「個人情報の取扱に関する同意書(任意)」を提出した場合のみ。)
また、クレジットカードの延滞は2年間で消えますが、奨学金の延滞は5年間も残ります。「家を建てよう」と思い立ったにもかかわらず、5年も待つことになってしまっては家族の期待を裏切ってしまうことになってしまいます。
なので、奨学金を払われている方は滞納しないよう気をつけましょう。
いかがでしたか?
最後に今日のポイントをまとめておきます。
住宅ローンの審査に落ちる意外な落とし穴
①クレジットカードの支払い延滞
②携帯・スマホ料金の支払い延滞
③奨学金の滞納
実際には「たまたま口座の残高不足で…」という理由で延滞・滞納する場合が多い気がします。しかし、個人情報にはそんな理由までは記載されません。つまり金融機関も払ったか払ってないかでしか判断しません。払えなかった理由までは考慮されないということです。
将来家を建てようと思っているのであれば、払うモノはしっかり払って、個人情報をキレイに保っておきましょう。