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【賃貸と持ち家の違い】必要な費用の違いを比較。総費用は同じでも、老後の生活費対策が違う?

賃貸と持ち家に掛かる費用の違いとは?総費用は同じでも老後の生活費対策が違ってくる!?

こんにちは。丸本です。

今日は「賃貸と持ち家はどっちが得?ってよく言うけど、結局どう判断したらいいの?」とお悩みの方のために、一つの判断基準をご紹介します。

まず前提として、「賃貸と持ち家のどっちが得になるか?」という質問の答えは「人による」しか答えようがありません。

さらに言うなら、経済環境や地域的な要素などが複雑に関わってくるので、どっちが得だったかは終わってみて初めて分かることだと思います。

費用に関しても、結局は賃貸に住んでも持ち家に住んでもほぼ同じ、もしくは差が出たとしても僅差でしょう。

なので、「どっちが得か?」ではなく「自分にはどっちが合っているか」で考えたほうが答えは出しやすくなります。

では、自分がどっちに合ってるか考えるために何が必要かというと、“賃貸と持ち家の違い”を知ることです。

賃貸と持ち家で決定的に違うことは?

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賃貸にしても持ち家にしても、結局掛かる費用は同じくらいになります。しかし、一つだけ決定的な違いがあります。

それは、「支払いのペース」です。

 

賃貸と持ち家の支払いペースの比較

 

上のグラフを見てもらえば分かりますが、賃貸の場合は支払いはずーっと一定になります。対して持ち家の場合は現役時代が多い代わりに、老後は一気に少なくなります。

賃貸と持ち家の支払いペースの違い

○賃貸の場合   → 支払いは常に一定

○持ち家の場合  → 現役時代が多い、老後は少ない

もちろん総額は同じなのでどっちが得ということはありません。要は“老後の生活費”の対策の方法が変わってきます。

賃貸の場合、現役時代に定年後の家賃(20~25年分)を貯蓄しておく必要があります。対して持ち家は、老後の支払いを少なくするためにできるだけ現役時代に住宅ローンの残債を減らしておく必要が出てきます。

老後の生活費を確保するためにやるべきこと

○賃貸の場合   → 現役時代に定年後の家賃(定年後20~25年分程度)を貯蓄しておく

○持ち家の場合  → 老後の支払いを少なくするためにできるだけ現役時代に住宅ローンの残債を減らしておく

 

今日のまとめ

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賃貸と持ち家に掛かる費用は同じでも、支払いのペースが異なります。となると、老後の生活費を確保するための対策も賃貸と持ち家では変わってきます。

つまり、どちらの対策が自分に合っているかで賃貸にするか持ち家にするか判断することができます。

○賃貸が合っている人

例えば家計簿を付けたりするのが苦ではなく、貯蓄が得意であれば「賃貸」でいいと思います。数千万単位の現金を持っていてもしっかり管理・維持できる人です。

○持ち家が合っている人

逆に「数千万も貯金する自信がない…」とか「老後の生活費はできるだけ抑えたい…」という方は持ち家のほうが合っているんじゃないでしょうか。住宅ローンは通常口座から引き落としになるので、ある意味強制的に貯金するのと同じです。

「賃貸と持ち家はどっちが得?」ではなく「自分に合ってるほうはどっち?」で考えてみてくださいね。

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丸本 文平

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級
2012年に人材業界から住宅会社に転職。住宅会社では主に販促企画や「知って得するお金の勉強会セミナー」の講師等を担当。家族は妻とちーちゃん(娘/1歳3ヶ月※2016年現在)の3人家族。家では主に食器洗いと娘の歯磨きを担当。仕事にかまけず日々の子育てもしっかりやってるおかげで、ママとの「ちーちゃんこっちおいで」の勝率は7割を超える(もちろんそれ以外はママには勝てない)。