こんにちは。丸本です。
家の建て時を判断するとき、多くの場合はお金に関する要因である場合がほとんど。
例えば、「これ以上家賃を払いたくない」、「頭金貯まったし」、「早くしないと住宅ローンを払い終わるのが70歳になっちゃう…」等々です。
もちろんそれで自分が納得できるのであればその判断は正しいです。しかし、「本当にお金だけの視点で考えていいの?」という不安をお持ちの方に、もう少し広い、別の視点をご紹介します。
家の建て時を判断するのは「外的要因」と「内的要因」
家の建て時を判断するためには、「外的要因」と「内的要因」に分けると判断しやすくなります。
まず外的要因は、住宅ローンの金利や建築資材の価格など、家を建てるときの経済環境のことを指します。
次に内的要因は、頭金はどれくらい準備できるか、同じ家に住む家族の人数は決まっているか(親と同居するか、子供の人数は決まったか)、子供が小学校に入るのは何年後か、転職の予定はあるか等々、自分たちが置かれている生活環境のことを指します。
理想の建て時は「金利が低い」+「子供が小学校に入学するよりも前」
あえて理想の建て時を挙げるなら、「金利が低くて(1%前後)で第1子が小学校に入学するよりも前」です。
ただし、あくまで理想です。子供が4~6歳くらいのときに金利が低いかどうかは、そのときにならないと分かりません。
ここでのポイントは、外的要因はコントロールできなくても、内的要因はコントロールしやすいということです。
例えば子供を何人作るか、いつまでに産むか、また転職する、しないはある程度想定しやすいのではないでしょうか?(もちろん想定通りいかない場合もありますが。)
家の建て時は、どっちの要因を重視すべき?
コントロールできない外的要因、コントロールしやすい内的要因。ということは、家の建て時は外的要因に合わせるべきです。つまり、金利が高くならないうちに家を建てておくことです。
例えば「5年後には子供の人数が確定してるから、そのとき家を建てる」とします。しかし、このときの金利が今よりも上がっていた場合、それは外的要因なのでどうすることもできません。
逆に、「金利が低い今のうちに子供の人数を想定して、必要な大きさの家を建てておく」とすれば、コントロールするのは内的要因。あくまで「自分がどうするか」なのである程度コントロールすることができます。
このため、家の建て時を「お金に関する要因」で判断することが多くなるんです。まぁなかなかここまで詳しく説明されることもないと思いますが。
家の建て時を判断するには、「外的要因」と「内的要因」の2つの視点で考える。そして、できるだけ外的要因に合わせて計画を立ててみてください。