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家を建てるときの「諸費用」ってなに?あと、なんで“別途”なの?

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こんにちは。丸本です。

家を建てる時の費用は、大きく分けて、「建物代」、「土地代」、「諸費用」の3つに分かれます。

建物代と土地代は想像しやすいと思いますが、「諸費用ってなに?」って感じですよね。一般的にこの「諸費用」には、建物代と土地代以外で、建てた家に実際に住むために掛かるお金すべてが含まれます。

 家を建てるときの諸費用って具体的にはどんなものがあるの?

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具体的な諸費用の項目として、以下が挙げられます。

☑土地を買うときに掛かる費用

・不動産仲介手数料

・不動産取得税

・印紙税

・移転登記費用

☑家を建てる前の土地の検査費用、必要となる工事費用

・地盤調査

・地盤改良、整地費用

・上下水道やガスの引込み工事

☑住宅ローンを契約するときに必要な費用

・契約手数料

・保証料

・印紙税

・登録免許税

・登記費用(表示登記、保存登記、抵当権設定登記)

・火災保険料

・団体信用生命保険料

☑その他、建物工事中、建物工事が終わってから必要な費用

・地鎮祭、上棟式の費用

・外構工事

・水道加入金

・引越し代金

ただ挙げた項目の中でも人によっては掛からない費用もあります。例えば「不動産仲介手数料」。土地の売主から購入すれば、この仲介手数料は掛かりません。

逆に、ここに挙げた以外の費用が掛かる場合も。例えば照明器具やカーテンは元々建物代に含まれている会社もあれば、含まれていない会社もあります。含まれていない場合は、それも諸費用として計算に入れておく必要があります。

(※ちなみに「照明器具やカーテンが建物代に含まれている」=いい住宅会社というわけではないのでご注意を。考え方次第なのでどっちとも言えません。)

広告ではなんで「別途」って表記されてるの?

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「住むために必要な費用なんだから、最初からチラシにいくら掛かるか書いといてよ!」と思われるかもしれません。しかし実際には建てる人、土地や建物によって何がどこまで、いくら掛かってくるか変わってきます。

なので、なかなか具体的に「○○○○円掛かります」とは表記しづらいんです。そのため、「建物代の10~15%ぐらい」もしくは「建物+土地代の6~7%」を目安にと言われています。

諸費用は人によって「いくら掛かるか」「どこまで掛かるか」が変わってくるので、けっこう複雑な計算になるなんです。もし漏れていた諸費用があると、あとから思わぬ出費があるかもしれません。

そのため、資金計画の段階でギリギリの予算を組まないこと、建物プランと土地が決まった段階で一度具体的にいくら掛かるのか計算しておくことが大切です。

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丸本 文平

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級
2012年に人材業界から住宅会社に転職。住宅会社では主に販促企画や「知って得するお金の勉強会セミナー」の講師等を担当。家族は妻とちーちゃん(娘/1歳3ヶ月※2016年現在)の3人家族。家では主に食器洗いと娘の歯磨きを担当。仕事にかまけず日々の子育てもしっかりやってるおかげで、ママとの「ちーちゃんこっちおいで」の勝率は7割を超える(もちろんそれ以外はママには勝てない)。