テレビや新聞を見ていると、有名な俳優さんや女優さんが出てくるような大手の住宅会社のCMや広告ってよく目にしませんか?
そんな全国に展開している住宅会社の事を、住宅業界では「大手メーカー」という呼び方をしています。
仕事の範囲としては、モデルハウスで接客、住宅の設計、そして完成か変化してしまうこともありますの絵らアフターメンテナンス対応まですべてを委託する事ができます。
では、大手メーカーに依頼する時のメリットとデメリットはどのようなポイントでしょうか。一般的な住宅会社の場合と比較しながら紹介していきます。
大手メーカーに依頼するメリット
①企業体力があり、安心できる
住宅会社選びの中で重要視すべきポイントとして、「その会社が存続できるかどうか」という点があります。
家を建てた後に住宅会社が倒産するようなことがあれば、トラブル対応やアフターメンテナンスなどを依頼する先が無くなってしまうからです。
特に、消費税10%への増税の時には多くの住宅会社が倒産する事が予測されていますので、これからの住宅会社選びには企業体力に注目しておくべきであると言えます。
その点、全国展開や株式市場に上場しているような大手メーカーは、それだけの企業体力がありますので、小さな住宅会社は倒産してしまうような社会情勢の変化にも耐え抜くことが期待されます。
②ブランドイメージが付く
どんな商品にも、「ブランド」というものはあります。知名度があって、それを手にしていることがステータスになったりしますよね?
ほとんどの人にとって家づくりは人生で一度のイベント。
せっかく家を建てるなら誰もが名前を知っている住宅会社で建てたい!という方は多くいます。
友人・知人の方と家づくりの話をする時に「え?それどこ?」と言われるのと、「あの○○がCMしてるところね!」と言われるのではどちらが良いでしょうか。
そのようなブランドイメージを重視したい方には、知名度の高い大手メーカーがいいのではないでしょうか。
大手メーカーに依頼するデメリット
①コストが割高になる
冒頭でも書いたように、大手メーカーの名前や広告って、CMや新聞などいたるところで目にしますよね?
これは大手メーカーは多額の広告宣伝費をかけているからなんです。
また、全国に支店や展示場を出展しているような規模の大きい会社は、その展示場出展費用や多くの社員の人件費なども多くかかってきます。
当然、そういった資金は住宅の売上から支払うこととなりますので、結果としてお客さんが負担する商品価格が割高になってしまうんです。
②規格商品が多く、自由度は高くない
大手メーカーは大量生産を目的としているので、あらかじめプランが決まっている「規格型住宅」を販売しています。
そのため、「この部屋はこんな感じにしたい!」といったお客さんの細かい要望を叶えることが難しくなりがちです。
また、土地によっては規格プランをそのまま建てることができない場所もあります。そのような場合は追加オプションを支払って形状を変更させることもできるのですが、その変更のための追加料金が割高になっているんです。
その追加料金により総費用が大幅に変化してしまうこともありますので注意が必要です。
③営業の全国転勤と支店撤退
住宅会社を選ぶ時に一番見極めなければならないのは「担当営業マン」。
家がある限り一生涯の付き合いとなりますので、自分達に合っている、信頼できる営業マンを見つけることができればあなたの家づくりはほとんど成功したようなものと言ってもいいでしょう。
しかし、全国に展開している大手メーカーは、担当営業マンが他県に転勤となってしまうこともあります。せっかく営業マンの事が気に行っても、その人が転勤となって新しく担当になった人と気が合うかどうかは分かりません。
また、進出した先のエリアで売上が伸び悩んでしまった場合は、企業の存続のために撤退する事があります。
そうなってしまっては、家が完成した後でもトラブルがあった場合の対応が遅れてしまいがちです。
いかがでしょうか。
今回は一般的な大手メーカーについての紹介をしましたが、会社によってはシステムが多少異なってきます。
多少お金をかけても安心できる企業体力とブランドが気になる方は、大手メーカーのモデルハウスに足を運んでみてはいかがでしょうか?
家づくりサポーター 長田