こんにちは!家づくりサポーターの長田です。
建物の価格は、家づくりを依頼する住宅会社によって様々。
その中でも飛びぬけて金額が高い住宅会社を見つけた時には、「すっごい高いけど、その分性能が高いんだろうな…」なんて思ってしまうことはありませんか?
確かに一般的な市場では、価値の高さと金額の高さは比例することが多々あります。
しかし、住宅業界においては必ずしもその比例の関係が成り立つとは限りません。
なぜなら、「建物代金」として表示されている数字には、建物以外の金額も多く含まれているからなんです。
建物の金額には何が含まれる?
「建物代金」の中にはどんな費用が含まれていると思いますか?
単純に材料費と大工さんの人件費だけでしょうか。
もしそうであれば、高額な建物代金は質の良い材料費や腕のいい大工さんの人件費として払っている事となるので、価格と家の価値は比例するかもしれません。
しかし実際の住宅の価格には、
☑住宅会社で働く多くの社員の人件費
☑CMや広告などの宣伝広告費
☑展示場を出展・運営するための管理費
といった、住宅会社の間接費用が上乗せされているんです。
さらに、会社の利益分となる「粗利」の設定も住宅会社によって異なるので、仮に全く同じ家を作ったとしても粗利が高ければそれだけ建物代金も高くなってしまいます。
本当に価値や性能が高い家を購入するためには
もし資金面に余裕があって「値段が高いから安心できる」という先入観で住宅会社選びをしてしまうと、結果的に“ただの高い買い物”になってしまう危険性があります。
ただ、建物代金に粗利や人件費がいくら含まれているのかを尋ねても、さすがにどこの住宅会社も教えてはくれないでしょう。
ですので価格だけで判断せずに家づくりの話を聞きながら、構造・仕様・断熱材などを調べて比較をしてみましょう。
そしてなにより、展示場だけでなく完成物件の見学会があればそれにも行ってみるのが一番!
実際に住む家はどのようなグレードになるのかを体感しておくことで、その住宅会社の家づくりのレベルが分かります。
文字や説明だけでなく、自分の体で体感しながら家づくりを依頼する住宅会社を探してみましょう。
家づくりサポーター 長田