家を作るときには和室を作りたい!
その選択肢として、「小上がり和室」というものがあります。
これはリビングに併設させるタイプの和室で、フロアから段差を付けて和室を作るという方法です。
見た目としても一風変わったおしゃれな内観となるため、家づくりのときに検討する人も多くいらっしゃいます。
今回は、そんな「小上がり和室」のメリットとデメリットについて簡単に紹介していこうと思います!
小上がり和室の3つのメリット
■収納スペースとして活用できる!
段差になっている部分に収納を付けることによって、リビングの収納力が上がり部屋の中がスッキリと片付きます。
■畳に寝転んでも地べた感がない!
フローリングに寝転がるのって抵抗ありませんか?そんなフローリングと同じ高さの和室の場合も、同じように寝転がることに対して抵抗を感じる方が多いようです。
しかし段差が付いていてフローリングより高い位置に畳があるため、地べた感なく寝転がってリラックスすることができます。
■部屋の中が立体的になる!
段差を付けることによってLDKのデザイン性が上がり、見た目にもおしゃれになります。
小上がり和室の3つのデメリット
■小さい子は段差に注意!
小上がり和室を作ると、子供がフローリンングで遊んでいるときに段差の角に頭をぶつけたり、畳の上で遊んでいるときに段差から落ちたりするといった危険性はありますので注意が必要です。
■リビングが狭く感じるかも…
和室がフローリングと繋がっているタイプであれば、それだけ奥行きができるので開放感があります。
しかし、段上がりにしてしまうと空間がそこで区切られてしまうのでもしかしたらリビングが狭く感じるかもしれません。
■段差がキツく感じるようになるかも…
足腰が弱くなってくると、階段の上り下りも大変になります。
ですので小上がり和室の段差を高くしすぎると、なかなか和室自体を使わなくなるかもしれません。
場合によっては、リフォームをして和室の段差をなくしてフラットにする方もいますので、小上がり和室を作るときには段差の高さに気を付けましょう。
まずは実際に見に行こう!
「どれくらいの段差がちょうどいいの?」
「どんな収納が付けられるの?」
そんな疑問がある方は、まずは実際に小上がり和室のあるモデルハウスを見学してみましょう!
気になる住宅メーカーがあったら、「小上がり収納が見れるモデルハウスはありますか?」と聞いてみてください。
見学に行く場所としては、住宅展示場のようにスケールが大きいモデルハウスではなく、完成現場見学会のようなリアルサイズな建物がオススメ!
小上がり収納があることによって空間的にどのような違いが出るのか、そして高さはどれくらいがいいかを体感して自分たちの家づくりのときの参考にしてみてください。
家づくりサポーター 長田圭史