こんにちは!家づくりサポーターの長田です。
皆さんは、家づくりで叶えたい生活のイメージってありますか?
「家事がラクになるような間取りにしたい」
「子育てがしやすい間取りにしたい」
「収納が多くて家がスッキリ片付く間取りにしたい」
などなど、間取りに対する考えは少なからず持っていらっしゃることでしょう。
ただ、これから家づくりを始める方の中には、叶えたい生活イメージと間取りのアイデアがズレていることで、思い描いていた生活感を叶えられずに家づくりに失敗してしまう方もいます。
今回は、そんな中でも気をつけてほしい3つの間取りの考え方について紹介します。
勉強に集中できるように、子供部屋を作ってあげたい
お子さんのいる家庭では、家づくりをする時にはそれぞれに子供部屋も作ってあげたいと考える方もいるのではないでしょうか。
勉強に集中するための環境を作ってあげたり、友達を呼んで遊んだりできるようにということで子供部屋を用意してあげることは、悪いことではありません。
ただ、重要なのは実際にその子供部屋を与える時期。
子供は成長するにつれて、徐々に親離れをしていき自分の空間を欲しがるようになります。
一般的に子供が個室を必要とするのは、勉強が徐々に難しくなってくる小学校高学年くらいからと言われており、あまりに小さい頃から子供部屋を与えてしまうと、子供を孤立させてたり、逆に一人で勉強に集中できなくなってしまう可能性があるんです。
もしも小さい子供が勉強できる空間を作ってあげたいのであれば、リビングの近くに勉強やお絵描きができるようなスペースを用意し、家族の存在を感じられる距離で物事に集中させる環境を作ってあげることがオススメです。
そして、そのスペースを子供自身の空間として片付けや掃除といった管理をさせることで、子供の自立心を芽生えさせる事にも繋がります。
小さい頃から子供が自分の部屋に引きこもるような状況にしないためにも、リビングなどの家族の目の届く範囲に自分の居場所を作ってあげましょう。
家族みんなが満足するように、それぞれの部屋を居心地の良い空間にしたい
それぞれの部屋に冷暖房や床暖房を完備させたり、1台ずつテレビを設置したり、扉にはプライバシーのためにカギを付けたり…
家族で集まるリビングライニングだけでなく、各自の部屋も居心地の良すぎる空間にしてしまうと、すぐに自分の部屋にこもるようになり家族のコミュニケーションが少なくなってしまうことがあります。
昔は囲炉裏やこたつ、ストーブなどが居間だけにあるようなライフスタイルだったため、家の中で自然と家族が集まって団欒するような空間となっていました。
家族とのコミュニケーションをとれるような家にしたいという方は、家族が集まる空間を家の中で一番居心地がいい空間にすることを心掛けてみてください。
各自の部屋の居心地が良すぎてしまうと、子供が引きこもってしまう原因にもなりかねませんので、間取りや設備は注意して考えてみましょう。
お客さんを呼べるように、客間を作りたい
一戸建てを建てると誰かを招き入れたくなるという人や、誰かが来た時に使える客間が欲しいと思った時は、「そもそも客とはいったい誰なのか」ということについて考えてみてください。
一言にお客さんと言っても、そのカテゴリーや来客頻度、泊ることもあるのかなどによって、間取りの作り方やお金のかけ方が変わってくると思います。
もし呼ぼうと思っているのが仲の良い人であれば、ご飯は一緒に食卓を囲んで食べて、くつろぐ時は一緒にリビングでくつろいだりすれば、客間は必要なくなります。
客間は、作らなければ建築費用を下げることができますので、作った後に「結局使わなくて物置みたいになっている…」といったことにならないようにしましょう。
いかがでしょうか
今回紹介したように、「○○したい!」という要望があって考えた間取りが、住み始めてみると逆効果だったり、費用がムダだったりすることも多々あります。
お客様の中には「それぞれに子供部屋が欲しい」「客間が欲しい」など、“欲しいモノ”だけを伝えて家づくりを進める方もいますが、本当に家づくりを成功させたい場合は、まずは“叶えたい生活イメージ”を営業マンに伝え、住宅のプロからの間取りの提案を聞いて参考にしてみてください。
家づくりサポーター 長田