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スレート屋根?和瓦?ガルバリウム鋼板?屋根材って結局どれがいいの?

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こんにちは、長野です。

前回のブログで、屋根の形についてご紹介しました。
→ 外観イメージを左右する?3つの屋根の形とそれぞれの特徴って?

屋根の形が違うだけで、外観イメージが変わることをお伝えしました。では、屋根の素材が違う場合はどうでしょう。前回のブログの内容とあわせて読んでいただきたいです。ぜひ、屋根選びの参考にしてみてくださいね。

 

化粧スレートのメリット・デメリット

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①化粧スレートとは?
化粧スレートは、新築で一番使用されている屋根材です。粘土やセメントを基材とした薄く平べったい板状の屋根材です。

②化粧スレートのメリット
化粧スレートは、安くて軽い上に加工も簡単なので比較的安価に購入できます。加工がしやすい分、施工費も抑えることができてお手頃です。また、薄い板ですっきりとした見た目なので、シンプルな外観にしたい場合はよく合います。

③化粧スレートのデメリット
雨には微量の酸が含まれています。化粧スレートの塗膜はその酸に弱く、長年使っていると塗膜が劣化する場合もあります。雨漏りの心配はありませんが、見た目があまりよくありません。しかし、現在だと塗膜が30年保たれるという商品もあるので、メンテナンスが大変だと感じる方はそういった商品を選ぶといいかもしれませんね。

 

和瓦のメリット・デメリット

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①和瓦とは?
日本の伝統的な建物に使われているのがこの和瓦。陶器と同じで粘土を瓦の形にして焼き上げた屋根材です。和瓦も軽量化が進んでいて、重さは以前の和瓦の半分以下になっています。

②和瓦のメリット
和瓦のメリットは何と言ってもその耐久性。50~100年は保つと言われています。さらに、天気によって和瓦の色が剥げるということはほとんどありません。そのため、メンテナンス費用も抑えることができます。

③和瓦のデメリット
和瓦は、屋根材のなかでも高価な方です。和瓦を載せるにしても技術が必要なので、施工費にもコストがかかります。また、台風時には飛散するおそれがあるので注意が必要です。

 

ガルバリウム鋼鈑のメリット・デメリット

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①ガルバリウム鋼鈑とは?
JIS規格で、「溶融55%アルミニウム亜鉛合金めっき鋼鈑」と定められているのが、ガルバリウム鋼板です。「ガルバ屋根」や「金属屋根」と呼ばれることもあります。

②ガルバリウム鋼板のメリット
ガルバリウム鋼板は、屋根材の中で一番軽いです。そのため、地震が起きたときなどの建物への負担も少ないです。また、加工がしやすいので平らな形だけでなくいろんな形にすることができます。

 ③ガルバリウム鋼板のデメリット
基本的に鉄なので、夏場は熱を通しやすく家の中が暑くなってしまう可能性があります。しかし、断熱工事をすることによって軽減することはできます。また、ガルバリウム鋼板の特徴として水を弾くほどの防水性がありますが、雨の音が家の中まで響いてしまうケースもあります。

 

いかがでしたか?

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屋根材には、今回ご紹介した3つの他にもたくさんの種類があります。しかも、屋根材の種類が一緒でもグレードに幅もあるので、どれが一番いいと一概には言えません。

建物の外観だけで決めるのではなく、初期費用やメンテナンス費用など長い目で見たときに自分たちにはどの屋根材が合っているのか決めてみてはいかがでしょうか。

 

 

家づくりサポーター 長野

 

 

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長野 唯

2016年入社。現在はイベントの企画・運営などを担当。休みの前日は会社の同期とともに飲みに行くことがほとんどで、翌日は二日酔いを覚ましつつ建築やインテリア関連の雑誌を読んだり洋画(主にMARVEL)を観たりしてまったり過ごす。4人姉妹の一番下で根っからの末っ子気質。見た目も年齢より若く見られることが多くて得をしたり損をしたり…?