イエスタ

家づくりに失敗しないためのブログ

一生に一度の家づくりで失敗しないために必要な知識や判断知識が身についていくお役立ちブログ。自分たちが建てたい家が見えてくる。

メニュー

デザインを重視しすぎた家づくりの4つの失敗例

TAKEBE160224310I9A0467_TP_V家づくりサポーターの長田です。

皆さんは、どんなデザインの家づくりをしたいですか?

もしかしたらデザインのイメージを膨らませるために家づくりの本を買ってみたり、インターネットでデザインを検索してみたりしている人もいるかもしれません。

せっかくの家づくりなので、とことんこだわったデザインにしたくなっちゃいますよね。

しかし、憧れているデザインばかりを追求していると、そこに住んでみてから実用性の面で後悔をしてしまう場合があります。

今回は、デザインを重視しすぎたことによる事例を元に、4つの失敗例を紹介します。

天窓(トップライト)を付けたけど…

天窓 トップライト天窓(トップライト)とは、屋根に取り付けた窓の事で、室内に光を取り込んだり風通しを良くするために設置するものです。

自然の光が入ることで家の中をより明るくすることができますが、「家の中でも直射日光が当たって暑い」「キッチンに光が差し込むようにしたが、日焼けが嫌なので帽子をかぶって料理をしている」など、住み始めて感じる失敗も起こっているようです。

天窓を設置する際は、太陽光がどのような角度で部屋の中に入ってくるのかと、その光がどこに当たるのかを計算しておきましょう。

また、雨が降った時に天窓に雨が当たる音がうるさく感じたり、汚れが付いても簡単には掃除ができないということも踏まえておいてください。

真っ白のフローリングにしてみたけど…

フローリング 白 ホワイト白いフローリングは清潔で明るい空間づくりをすることができるので、特に女性の方を中心に人気のあるカラーです。

しかし実際に住み始めると、髪の毛やほこりといった日常的に生じるゴミが目立ちやすくなり、「しょっちゅう掃除しないといけなくなった…」という意見もあります。

頻繁に掃除をすることは清潔面においてはメリットかもしれませんが、子育て中で掃除をするための時間もなかなかとれない方などは、ゴミが目立つ環境にストレスを感じてしまうかもしれません。

そして、床に飲み物をこぼしたり子供が床にらくがきをしたりした時に、すぐに対処しなければ色が沈着して目立ちやすくなってしまうので、そのような点にも注意が必要です。

少しベージュっぽい色のフローリングにするだけでも目立ちやすさは変わってきますので、実際にいろんな展示場に行きながらフローリングの色合いを見てみてください。

洗面所にこだわったけど…

洗面所 造作家づくりをする時に、一般的な設備メーカーの洗面台ではなく、デザイン性を重視してオリジナルの洗面台を造る方もいます。

しかし、洗面台のデザイン性を追求したことによる失敗としては、「ボウルが小さすぎて、すぐに周囲が水浸しになる」「水栓が短くて指にしか水が当たらない」「ボウルに対して水栓が長いため、顔を洗う時などに手が当たって邪魔」といった問題が起こってしまうことがあるようです。

洗面台は毎日使う場所になりますので、もしも洗面台を自分で造る際には、デザイン性だけでなく実用性の面をチェックしてくだい。

また、洗面所で使うドライヤーやヘアアイロン、電動歯ブラシなどの電化製品を繋ぐためのコンセントも、必要な箇所に準備する事も忘れないようにしましょう。

日本庭園っぽい中庭を作ってみたけど…

中庭 坪庭 和風和風な家づくりに憧れて、中庭(坪庭)を造る方もいらっしゃいます。

しかし定期的な手入れをせずに放置してしまうと、次第に雑草だらけのすさんだ空間になってしまうので注意が必要です。

実際に上の写真のような中庭を造った方の中には、「最初は石やコケを買って楽しんでいたが、飽きてからはただの草むらになってしまった」「水場から蚊などの虫が大量発生して困っている」「自分たちで手入れをするのが大変で、定期的に庭師さんに来てもらうようになったのでお金がかかる」といった声もあります。

もしも中庭を造るときには、自分たちで手入れができる範囲で考えることをオススメします。

いかがでしょうか。

必要 不要 実用性デザインの事を考えすぎると、住んだ時の実用性という点まで頭が回らない事もあります。

そんなときは、いまやろうとしていることが実際に暮らすうえで本当に必要なのか、そしてどのような費用や手間が発生することになるのかを考えてみましょう。

多くの人にとって家づくりは一生に一度のことだと思います。

なのでデザインにこだわりたくなる気持ちは分かりますが、長く住み続ける家だからこそ、住み心地や使い勝手のことも忘れずにチェックしておきたいですね。

家づくりサポーター 長田
ゼッタイやってはいけないバナー - コピー


長田 圭史

熊本県合志市生まれ。高校以降はキーボード担当としてバンド活動に青春を捧げたり、バスを運転して21歳で大型二種免許を取ったりするというちょっと変わった学生時代を過ごし、住宅会社に就職。
男4人兄弟の長男として育ったので、一見落ち着いているように見られがちですが、実は常にボケたくて仕方がない“小笑い製造機”
「周りを明るくするために、まずは自分から笑顔を発信しよう!」をモットーに、毎日なにかしらワクワクしながら生きているハッピー野郎です。