こんにちは!ジャストホームの長田です。
消費税の増税前や住宅ローンの金利が上がり始める時、「少しでも安く家を建てたい!」という人が急増し、“駆け込み需要”という現象が起こります。
消費税が5%から8%に上がる時も、非常に多くの人が住宅会社に殺到し話題になりました。
今度8%から10%に増税するときにも起きることが予想されていますが、なんとなく「駆け込み需要の時期は避けた方がいい」ということはわかっても、具体的にどんな問題が起きるのかご存知でしょうか?
今回は、過去の駆け込み需要発生時に起こった3つの問題について紹介します。
①希望する日に打合せができない!
「早く家を建てたい!」と思う人が増え、住宅会社に行くお客さんは多くなっても、営業マンの数は変わりません。
なので一人の営業マンが一度に担当するお客さんの数が急増することになります。
そうすると営業マンは多くのお客さんと打合せや手続きを同時並行で進めなければならなくなるため、お客さんに「次の打合せはこの日の○時がいいです」と言われても予定がギッシリ埋まっていて対応できないという事態が生じてしまうんです。
特に人気のあるベテラン営業マンになるほど担当するお客さんは多く、打合せをしたくても先々の予定まで埋まっていてなかなか進められない…なんてことにも。
また、営業マンも人間ですので、一度に多くのお客さんを相手していたら誰がどんなことを希望していたのかなどの細かい要望を間違ってしまうこともあります。
いい営業マンとじっくり打合せをしたい方は、駆け込み需要の期間を避けた方がいいでしょう。
②家の完成が通常より遅れてしまう…
前述したように営業マンの数も変わりませんが、実際に家を建てる大工さんだって増えるわけではありません。
ですので、駆け込み需要ではない時に契約して家を建ててもらう場合と比較すると、その工期はどうしても長くなってしまいがちです。
「どうしても子供が学校に入学する前には引き渡ししてほしい」
「賃貸契約の解約日に合わせたい」
というように、住み始めたい時期が明確に決まっている人は、なるべく早く行動を始めておきましょう。
③いい土地がどんどん売れていく!
家を建てたい人が一気に動き始めれば、建築地となる土地はどんどん売れていきます。
家は早く建てたいのに、土地が無くてはどうしようもありませんよね。
人気のある土地から次々に売れてしまうので、建築を間に合わせるために本来の希望エリアから離れた土地を買ったり、「この土地も明日には売れているかもしれないから…」と狭い選択肢の中から焦って土地を購入するようなことになれば、本当に満足できる土地探しは難しくなっていきます。
土地探しは“家族の故郷となる場所”を探すことですので、余裕を持って探せるようにしたいですね。
いかがですか?
住宅は一生に一度の大きな買い物。ですのでプランや資金の打合せも土地探しも時間をかけてじっくり行いたいですよね?
駆け込み需要は消費税の増税や金利が上昇傾向になり始めたときに起こります。
「まぁ増税も金利の上昇も先だろうし、まだ大丈夫でしょ」
そう思っている人もいるかもしれませんが、誰も「あと○ヵ月で駆け込み需要が始まりますよ!」なんてことは分かりませんし、始まってからではもう遅いんです。
もし余裕を持ってい家づくりをしたいと考えている人は、とりあえず一度展示場などに行って家づくりのスケジュールについて聞いてみてはいかがでしょうか。
家づくりサポーター 長田圭史