こんにちは!家づくりサポーターの長田です。
…当たり前のことを言いますが、家づくりをするときにはその建築地となる土地も同時に必要になります。
ですので土地をまだ持っていない人は、家づくりをするときに土地も合わせて購入することになります。
しかし、例えば親から土地を譲ってもらったり、土地の相続を受けたりしてすでに土地を持っている人はどうなるのでしょう。
あとはどんな家を建てるか考えて住宅会社選びを始めていいのでしょうか。
答えはNO。実は、土地さえあればどんなところにでも家が建てられるというわけではないんです。
土地を持っている人は、まず最初に「敷地調査」というものを行い、その土地にどんな家なら建ててもいいのかを調べておく必要があります。
そこで今回はその敷地調査として調べておくべき2つの事について紹介します。
敷地調査①:土地の環境
土地に家を建てて長く住み続けるためにも、その土地の周辺はどのような環境なのかを調べたうえで家づくりをする必要があります。
調べるポイントとしては、次のような項目です。
☑日当たりや風向き
☑土地の形状
☑土地の周辺にどんな建物が建っているのか
☑木が生えていて抜根費用がかかるか
☑騒音はするのか
☑プライバシーは確保できるのか
☑ガスや水道は土地まで引き込んであるのか
土地の周辺環境によって、家の間取りや窓の位置などが細かく変わってきますので、このような情報をあらかじめ調べないといけないんです。
またガスや水道の引き込みについても、土地まで引き込まれていなかった場合は別途工事費用がかかることになりますので、家づくりの予算が大きく変わってしまう可能性もあります。
特に、これまでに家が建ったことがない土地は、ガスや水道が引き込んでいないことがありますので気を付けてください。
敷地調査②:建築に関する法律
家づくりをするときには、「建築基準法」に基づいて行わなければいけません。
一見すると“建物”にしか関わらないような名前ですが、建物だけではなく“土地”にも大きくかかわってきます。
☑用途地域
☑地目
☑建ぺい率、容積率
☑土地の接道とその道の幅員
☑建物の高さに制限があるか
☑防火地域などの特殊な制限があるエリアかどうか
これらの法律によって、土地に対して建てられる建物のサイズが制限されたり、家づくりをする上で特殊な施工をしなくてはいけない場合があります。
このように、土地に関わる法律という専門的な情報も調べておく必要があるんです。
でも、敷地調査って大変そう…
実際に上記のすべてを調べるのはかなり大変な作業。
しかしこれをしないうちはどんな家が立てられるのか、自分たちは家にどれくらいお金をかけられるのかなどが分からないままになってしまいます。
ですので、まずはいろんな住宅会社を見学してみて、ある程度気になる住宅会社が絞れてきたらそこに敷地調査を依頼してみましょう。
今回紹介した項目を調べてくれるうえ、どんな家なら建てられるのかというプランと資金計画を提案してもらうことができます。
「土地は持ってるからあとは住宅会社をゆっくり決めるか~」と思っていては予想外の問題や資金不足になってしまうことがありますので、早めに行動しておきましょう!
家づくりサポーター 長田