家づくりに失敗しないためには、どんな知識が必要なの?
こんにちは。丸本です。
家づくりで失敗しないためには、まず鳥の目で家づくりの全体像を捉えて、その後に虫の目でそれぞれのポイントを見ていく必要があります。
「家を建てようと思ったけど、何から始めればいいか分からない」
「とりあえず土地を探しているけど、なかなかいいのが見つからない」
「色んな住宅会社のモデルハウスを見に行ったけど、どこにすべきか決められない」
もしこういった状態に陥ってるのであれば、それは家づくりの全体像を把握していないことが原因です。そこで本日は、家づくりの全体像を把握するために必要な4つの視点をお伝えします。
家づくりの全体像を把握するために必要な4つの視点とそのポイント
それでは、家づくりの全体像を把握するために必要な4つの視点は以下です。
①資金計画のポイントを知る
②「いい家」とはどんな家かを知る
③住宅会社選びのポイントを知る
④土地探しのポイントを知る
それぞれを詳しく見ていきましょう。
①資金計画のポイントを知る
「家づくりでまずすべきことは何か?」と聞かれたら私は迷わず資金計画と答えます。なぜかというと今より快適に住める家を建てても、返済計画に無理があったら意味が無いからです。
例えば住宅ローンには「借入可能額」と「返済可能額」という2つの視点があります。
借入可能額は単に今の収入から最大いくら借りれるかという金額です。それに対して返済可能額は、無理なく返済できる金額を指します。これを知らずに単に「借入可能額」で借りてしまうと、返済当初は問題なくても、後々生活費が上がった時に苦しくなってしまうかもしれません。
そうならないためにも、資金計画のポイントを知って、「家づくりの総予算」を決めた上で進める必要があります。
資金計画に関連する記事はコチラから↓↓
https://iesta.info/blog/money/
②「いい家」とはどんな家かを知る
「いい家」と一言でいっても、デザインだったり、間取りだったり、使い勝手だったりと、人によって重視するポイントは異なります。
しかし、全体に共通することとして、構造や断熱・気密性能に関しては一定以上の住宅を選ばなければなりません。例えば断熱・気密性能が低い家に住み続けると、光熱費が多く掛かってしまいます。また、ヒートショックによって健康被害が出てくるという研究結果も出ています。
すべての住宅会社が断熱・気密性能を一定に保っていればいいんですが、残念ながらそうではありません。その分野にほとんど知識が無かったり、性能よりもデザインを重視している会社もあります。
もちろんあなたが「それでもいい」と納得するのであればいいんですが、単に「安い」という理由だけで選んでしまうと、見た目は良くても快適に住めない家が建ってしまうかもしれません。
「そんな家はイヤだ」と思うのであれば、いい家とは何なのか、最低限の知識を付けておきましょう。
「いい家」に関する記事はコチラから↓↓
https://iesta.info/blog/goodhouse/
③住宅会社選びのポイントを知る
家づくりで失敗しないためのポイントの一つとして、「信頼できるパートナーを見つけられるかどうか」が重要です。ひとえに住宅会社といっても建てる家の性能や工法、プロセス、打ち合わせ回数等は様々です。
「建物は素敵だし、予算内にも収まってる。でも、担当者は微妙…」
こんな状態では、納得行く家が建つかどうかは分かりません。そのため、住宅会社の選び方のポイントも知っておく必要があります。
例えば、こちらの要望に対して、何にでも「いいですよ」、「できます」と簡単に答えてしまう営業マンには注意です。それよりも「それだと予算オーバーになるかもしれませんので、他を削りませんか?」と具体的なアドバイスをしてくれる営業マンのほうが信頼できます。
「住宅会社選び」に関する記事はコチラから↓↓
https://iesta.info/blog/housingcompany/
④土地探しのポイントを知る
家を建てるとなるとまず土地から探し始める方がいますが、それは間違いです。
例えば予算も決めないうちに土地を決めてしまうと、「建物に回す予算が全然無い…」ということになってしまうかもしれません。
一般的に土地は東南の角地が一番人気です(日当たりがよくて間取りの自由度も高いため)。しかし、その分土地自体の価格が高かったり、外構費用も多く掛かってしまいます。また競争率も高くなるため、充分に検討する時間も取れません。
しかし、もしあなたの要望が「プライバシーを重視したいので、庭は人目に付かないほうがいい」ということであれば、北向きの土地がオススメだったりします。プライバシーを重視したいのに東南の角地を選んでしまったら最悪です(塀を高くする等の対策はできますが…)。
こういった最低限の知識があるかないかで、自分に最適な土地に出会えるかどうかが変わってきます。土地探しは、最低限のポイントを押さえた上で行いましょう。
「土地探し」に関する記事はコチラから↓↓
https://iesta.info/blog/tochi/
いかがでしたか?
家づくりの全体像を把握するために必要な4つの視点を解説してきましたが、いかがでしたか?最後にポイントをまとめておきます。
○家づくりで失敗しないためには、まず「家づくりの全体像」を把握する必要がある
○家づくりの全体像は、「資金計画」、「いい家」、「住宅会社選び」、「土地探し」の4つの視点に分かれる
○4つの視点のポイントを押さえることで、家づくりを無理なくスムーズに進められる
大切なので繰り返しますが、家づくりで失敗しないためには、まず鳥の目で家づくりの全体像を捉えて、その後に虫の目でそれぞれのポイントを見ていくことが必要です。